出光興産は4日、東京大学などと組んでアンモニアの新たな製造方法を確立したと発表した。常温・常圧下で水素と窒素を合成することで、現在の手法に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量を半減できる。基礎研究を続け、2032年度に年間1000トンの生産量につなげる。現在主流のハーバー・ボッシュ法は水素と窒素を高温・高圧下で反応させるため、製造時にCO2が出る。出光などは金属元素「モリブデン」を使った特殊な触
生物学の教科書には、生物界を三分する細菌・古細菌・真核生物のうち、空気中の窒素を生命が利用できる形に変換する窒素固定ができるのは一部の細菌と古細菌だけだと記されています。新たに、真核生物に属する藻類の一種が細胞の中に窒素を固定する細胞小器官(オルガネラ)を持つことが判明したとの論文が発表されました。ミトコンドリアや葉緑体のように、元は別々の生き物が共生関係を超えて細胞小器官へと進化したのは、長い生物の歴史の中でこれが4例目とされています。 Metabolic trade-offs constrain the cell size ratio in a nitrogen-fixing symbiosis: Cell https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(24)00182-X Nitrogen-fixing organelle in a ma
いま有害性が指摘されている、ある化学物質が国内で検出される事例が相次いでいます。 有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)。 自然界で分解されることがほとんどないことから、「フォーエバーケミカル=永遠の化学物質」とも呼ばれるこの物質。 水や油をはじく特性を持ち、かつては焦げ付かない調理器具や防水の衣類など幅広い用途に使われていましたが、最新の研究でがんなどの健康被害との関連が指摘され、欧米を中心に製造や使用の規制が進められてきました。 そのPFASがいま、在日アメリカ軍の基地内やその周辺から相次いで検出されていて、住民の不安が高まっています。 (おはよう日本ディレクター 渡邊覚人/ 沖縄放送局記者 西林明秀/ 横浜放送局記者 古市悠) 在日アメリカ海軍の基地がある神奈川県横須賀市。 10月、基地を訪れた横須賀市の上地克明市長は「アメリカ軍との信頼関係が大きく損なわれた」と憤りをあらわにして
北海道大学の藤岡正弥助教と岩崎秀博士研究員らは、カゴ状構造をもつナトリウムケイ素化合物からナトリウムを抜く技術を開発した。ナトリウムイオン伝導体と触れさせ、ナトリウムイオン濃度差を作って取り除く。ミリメートルサイズの単結晶からナトリウムを抜けるようになった。カゴ状のケイ素物質は太陽電池や電池の電極などの候補材料として期待されている。 まずナトリウムイオン伝導体に高電圧をかけてナトリウムイオンを動かし、ナトリウムの欠乏層を作る。この欠乏層の上にナトリウムケイ素化合物をのせて加熱するとナトリウムが欠乏層へ移動する。ただ温度を上げるだけではケイ素のカゴの中のナトリウムが抜けなかったが、欠乏層と接触させることでミリメートルサイズの結晶からもナトリウムを抜くことができた。 現在は10%未満のナトリウムが残っている。今後、純粋なカゴ状ケイ素物質を作る。ナトリウムや水素などをわずかに含む物質の特性を評価
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株価検索 中⑤企画-->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">
医薬品や肥料などの原料となる「アンモニア」を効率的に作る方法の開発に東京大学のグループが成功し、製造コストと二酸化炭素の排出を大幅に減らせる手法として注目されています。 現在の主な製造方法は、窒素ガスと水素ガスを、数百度、数百気圧という高温高圧の状態にして反応させるものが主流で、製造の過程で大きな電力を必要とするほか、水素ガスは天然ガスなどの化石燃料から取り出しているため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が課題になっています。 東京大学の西林仁昭教授のグループは、マメ科の植物に寄生する「根粒菌」と呼ばれる菌が空気中の窒素からアンモニアを作り出していることに着目し、この菌が持つ酵素に似た働きをする触媒を開発しました。 そして、この触媒を使って実験したところ化石燃料からの水素ガスを使わずに水と窒素ガスを反応させてアンモニアを作ることに成功したということです。 また製造の際の温度は25度で
【ポイント】 アンモニアはカーボンフリーな石油代替燃料として注目されています。 燃えにくい性質のアンモニアを効率よく燃焼させ、有害ガスではなく窒素を生成する触媒を開発しました。 地球温暖化対策と再生可能エネルギー高度利用社会構築に貢献します。 【概要説明】 近年、アンモニア(NH3)は二酸化炭素(CO2)を排出しないカーボンフリーな燃料として注目されていますが、燃料として汎用的に使用されるためには燃焼生成物が窒素(N2)と水(H2O)のみであることに加えて、燃焼開始温度の低下が求められます。この度、熊本大学大学院先端科学研究部 町田正人教授研究室 日隈聡士助教らは、NH3を低温から燃焼させてN2を選択的に生成させる新しい触媒の開発に成功しました。本成果は、地球温暖化対策ならびに再生可能エネルギー高度利用社会構築に寄与することが期待できます。 本研究は、科学技術振興機構 戦略創造研究推進事業
要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター酵素研究チームの土屋康佑上級研究員と沼田圭司チームリーダーの研究チームは、高強度を示すクモ糸タンパク質のアミノ酸配列に類似した一次構造[1]を持つポリペプチドを化学的に合成する手法を開発しました。また、合成したポリペプチドはクモ糸に類似した二次構造[1]を構築していることを明らかにしました。 クモの糸(牽引糸)は鉄に匹敵する高強度を示す素材であり、自動車用パーツなど構造材料としての応用が期待されます。しかし、一般的にクモは家蚕のように飼育することができないため、天然のクモ糸を大量生産することは困難です。また、一部の高コストな微生物合成法を除くと、人工的にクモ糸タンパク質を大量かつ簡便に合成する手法は確立されていません。 今回、研究チームはこれまでに研究を進めてきた化学酵素重合[2]を取り入れた2段階の化学合成的手法を用いて、アミノ酸エステル
地球温暖化対策を巡って、温室効果ガスの排出削減を進めるため、環境省は火力発電所で排出される二酸化炭素を化学薬品に吸着させて回収する、新たな技術の実証実験を今年度から始めることを決めました。 このため、環境省は福岡県大牟田市で東芝のグループ会社が運営する火力発電所の「三川発電所」で、二酸化炭素を回収・貯留する「CCS」と呼ばれる新たな技術の実証実験を、今年度から始めることを決めました。 実証実験では燃料の石炭を燃やした際に出る二酸化炭素を大気中に放出させず、化学薬品に吸着させて回収するための設備を建設するほか、回収した二酸化炭素が漏れた際の対策なども検討することにしています。 環境省は今年度から5年間、総額180億円の予算で効果を実証したうえで、事業が終了する平成32年度までの実用化を目指す方針です。環境省は「二酸化炭素の回収・貯留技術は削減目標を達成するうえで重要な取り組みであり、実証実験
現代文明は石油の上に成り立っているといってよい。この石油というしろものは、生物が関与してできたものでありながら、現在の生態系には組み込まれていない。そのため文明が発達すればするほど、海洋汚染や二酸化炭素の増加による温暖化を引き起こし、生態系のバランスを崩すものと考えられてきた。 しかし、人類が放出した二酸化炭素を逆に石油に変え、生態系のバランスを取り戻す微生物が、静岡の油田のまっ黒なタールの中にいた。それが、私たちが発見した、廃液処理などに活躍しているシュードモナス属の細菌の仲間である。 油田に注目したのは、海洋汚染のなかでも近年クローズアップされてきた、タールボールの処理のためである。海に流出した石油は、物理的に取り除くか、界面活性剤で分散させて微生物で分解するしかない。 (写真1) 石油を取り込んでいるときのHD-1株。栄養培地では凹凸に富んだ厚い細胞膜に覆われた細胞構造をとる。細胞内
9月6 赤はなぜ色褪せるのか カテゴリ:有機化学構造 街を歩いていると、色あせた古い標識を見かけることがあります。 この標識は本来鮮やかな赤色の矢印なのですが、ご覧の通りかなり褪色して薄いピンクのような色合いになっています。これに対し、国道のおにぎりマークや縁取りの青はまだ鮮やかさを保っています。このタイプの標識は、1995年から設置されるようになったものですので、20年ほどで赤だけがずいぶん色褪せてしまっているということになります。 このように、赤色が他の色より褪色しやすいというのは、ちょくちょくみかける現象です。ひどくなると下の写真のように、肝心なところがきれいに抜けて読めなくなったりします。大事なことは赤で書きたくなりますが、時の流れを考えるとあまり得策でないことがわかります。 さて、なぜ赤色はさめてしまいやすいのでしょうか?これは偶然ではなく、それなりの理由があります。まず赤い塗料
100年以上前の撮影では、ストロボも無くフィルムの性能も悪かったため、ストロボの代わりに金属粉をボンッっと燃やして写真を撮っていたらしい。 粉の名前は閃光粉(フラッシュパウダー)。 うわさに聞く、その粉を配合して僕も写真を撮ってみた。 注)上の写真を見てすぐ分かると思いますが、わりと危険な実験なので、万が一試される場合は安全にじゅうぶん配慮してください。 ライター加藤さんは理科の教師としての知識と経験をもって臨んでいます。
テレビなど電化製品の配線を“ササッ”とできたり、組み立て式の家具を簡単に作ったり。そんな男性は頼りになり、かっこよく見えるものです。 そんな“頼れる”男性に近づける、おしゃれでコンパクトな工具をみつけました。 「Bondic」は世界初の液体溶接剤で、普通のボンドと異なり乾燥せず液状のまま溶接できる新感覚の工具です。 プラスチック、布、木、金属などほどんどの素材に使用可能。モノとモノを付けることはもちろん、パイプやチューブの穴を塞ぐこともできます。固体ではないので、統合した部分は曲げることも可能です! 使い方は簡単。溶接部分の汚れをきれいに取り、溶接剤を塗装、UVライトを照らすだけ。これなら女性も簡単にできますね。 ペン型でUVライト付き。コンパクトなのでどこでも持ち運びができ、ヒールや傘が折れたりする、突然のトラブルにも対応できます。 壊れてしまったら泣く泣く捨てていたお気に入りのモノも、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く