米Microsoftは1月7日(現地時間)、昨年12月に発表した小規模言語モデル(SLM)の「Phi-4」をHugging Faceで公開したと発表した。ライセンスはMITなので、商用アプリを含むモデルを自由に使用、変更、構築できる。モデルの重みも公開されており、開発者は基礎となるパラメータに直接アクセスして変更可能だ。 Phi-4は、Phiファミリーの最新モデル。14B(140億)パラメータとコンパクトながらも、従来の言語処理に加え、数学などの分野での複雑な推論に優れる。数学の競技問題で、米Googleの「Gemini Pro 1.5」や米OpenAIの「ChatGPT 4o-mini」を含む、はるかに大規模なモデルよりも優れたパフォーマンスを発揮するとしている。