シリア・フメイミム空軍基地に着陸するロシア軍のスホイ35戦闘機(2019年9月26日撮影、資料写真)。(c)Maxime POPOV/AFP 【12月20日 AFP】リビアのアブドルハミド・ドベイバ暫定首相は19日、シリアのバッシャール・アサド政権崩壊を受け、同国からリビアにロシアの武器が移送されたとの報道を受け、自国が「戦場」になる恐れがあると懸念を表明した。 ドベイバ氏は記者会見で、「リビアに国際紛争が飛び火し、国家間の戦場になるのではないかと懸念している」と述べた。 石油資源が豊富なリビアは、2011年に北大西洋条約機構(NATO)が支援した蜂起によって、40年以上続いたムアマル・カダフィ大佐による独裁政権が崩壊して以降、混迷が続いている。 今も、西部にある首都トリポリを拠点とし、国連(UN)の承認を受けた制憲議会と、東部を拠点とする代表議会がそれぞれ政権を選出し、二つの政府が併存す