カリスマファンドマネジャー・藤野英人氏が注目の新刊の著者と対談し、企画と執筆の裏側に切り込む対談連載「ふっしーの新刊ねほりはほり」。第三弾は『日本の地価が3分の1になる! 2020年 東京オリンピック後の危機』の三浦展氏。団塊ジュニア世代が相続人となる2040年、いったい日本に何が起こるのか? 投資、街づくり、働き方---人口と地価をベースにさまざまな話が飛び出した。<構成:田中裕子> 人口が減ると、東京の地価も下がっていく 藤野 僕が気になった新刊著者に会いに行く企画、第三弾は『日本の地価が3分の1になる!』の三浦展さんです。今日はよろしくお願いします。 この本のタイトルを目にしたとき、「これは衝撃的だなあ」と思ったんです。いまはサラリーマンがマンション投資をしてどんどん大家になる時代なのに、地価が3分の1になったら投資の意味がまったくない。慌てた人もたくさんいるのではないでしょうか。