2024年前半の国際観光客到着数はほぼコロナ禍の前の水準に戻った。 歴史ある都市やビーチが人気の観光地などでは、オーバーツーリズム(観光公害)やマネジメントの不備に対する懸念が高まっている。 Fodor'sの『No List』(2025年版)には、持続可能とは言えない観光圧力にさらされている観光地が含まれている。 2024年前半の国際観光客到着数はほぼコロナ禍の前の水準に戻るなど、人々はこれまでにないほど旅行をしている。そして、世界各地の観光地が危機感を抱いている。 ヨーロッパの歴史ある小さな都市をあまりにも多くの人々が訪れ、絵のように美しいビーチがプラスチックごみで汚され、オーバーツーリズムや観光マネジメントの不備に対する懸念がますます広がっている。 旅行ガイドの老舗として知られるFodor'sは、観光の圧力が最も強く感じられる観光地を毎年リストにまとめている。同社の『No List』(