私は湯船につかるのが大好きだ。芯まで冷えた体がじわじわと温められるぬくもり感、足腰の疲れが緩みほぐされていく心地良さ、うっすら汗をかきつつ体の中の不純物がでていく爽快感、など入浴は晩酌につぐ至福の一時である。この年末年始は渡米以後初めて日本で過し、真冬に湯船のある生活を満喫しつくした。わが家はアメリカの学校の夏休みにあわせ、通常は夏に一時帰国する。その際にも毎日湯船にはつかるのだが、やはり真冬のお風呂の気持良さは夏の比ではない。寒い冬に毎日湯船につかることの幸せをかみしめた年末年始の数週間であった。 その冬の日本への一時帰国を終え、帰米する帰途に本エントリーを書いているのだが、果たして湯船のない生活に戻れるのだろうか、それが一番の不安である。風呂好きの私ですら、アメリカ生活においてお湯をはるのは、冬であっても月に2回程度だ。そういうことを言うと、「バスタブってないんですか?」とよく聞かれる