東京オリンピック・パラリンピックなどを見据え、JR山手線に13年ぶりとなる新型車両が登場し、30日、営業運転を開始しました。 車体はデジタル時代を象徴するような外観で、ドア全体をイメージカラーのうぐいす色にすることで、ホームドアが閉じていても山手線と認識できるデザインになっています。 車内は1人当たりの座席の幅が従来より横に1センチ広がっています。 また、すべての車両の一角に座席のない区画が設けられ、車いすやベビーカーのほか、5年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、スーツケースを置くスペースとしての利用も見込んでいます。 さらに高齢化に対応するため、優先席が1編成当たり、従来の60席から88席に増えています。 広告などのための液晶画面も増設され、これに伴って中づり広告の取りやめが検討されていましたが、企業側の要請もあり継続することになりました。 一番列車は、午後3時すぎ営業運転を
JR西日本と須磨海浜水族園は、カメによる列車遅延を防ぐ技術を開発したと発表しました。そもそもなぜ、カメによって列車が遅れるのでしょうか。その原因も判明したといいます。 踏切を渡るカメが問題 JR西日本と須磨海浜水族園(神戸市須磨区)は2015年11月24日(火)、「カメによる列車輸送障害を防ぐ技術」を協力して開発したと発表しました。 毎年夏になるとJR西日本では、列車の進路を切り替えるポイント(分岐器)にカメが挟まり、その切り替えができなくなって、列車に遅れが生じることが問題になっていたとのこと。 そこで須磨海浜水族園へ相談し、様々な実験と思考をくり返した結果、カメがポイントへ挟まらないようにする技術を確立。これまで事象が最も多発していた和歌山線のJR五位堂駅(奈良県香芝市)付近では今年、まったくそれが発生しなくなったそうです。 左がポイントに挟まったカメ、右がU字溝へ落ちたカメ(写真提供
関西5私鉄が一部の駅や鉄道車内において、アナウンス内容をスマートフォンで多言語の文字として確認できるシステムの実証実験を始めます。 聞き取りづらくても文字で確認 阪神・阪急・京阪・近鉄・南海の関西5私鉄が2015年11月中旬から2016年3月31日(木)までの約5ヶ月間、一部の駅構内や鉄道車内に限定して、音声アナウンスを文字情報としてスマートフォンに表示するシステムの実証実験を始めます。 鉄道業界で初となるこの実証実験では、ヤマハが開発したシステムを活用。乗客や駅の利用者は、アナウンスが流れているときに、スマートフォンアプリ「おもてなしガイド」を使用することで、インターネットに接続することなく、アナウンスの内容を日本語や外国語の文字で確認できるようになります。 このシステムでは、日本語のわからない外国人や、音を聴き取りづらい高齢者などが手軽にアナウンス内容を理解・確認できます。また、アナウ
相模鉄道が「デザインブランドアッププロジェクト」を本格始動。今後、電車の色が「ヨコハマネイビーブルー」に統一されます。 近い将来、都心を走り出す相鉄の車両 相模鉄道(横浜市)は2015年11月5日(木)、同グループの100周年と、2018年度から始まる都心相互直通運転に向けて、「デザインブランドアッププロジェクト」が本格始動したと発表しました。 デザインの総合監修は、「くまモン」生みの親であるクリエイティブディレクターの水野学氏と、空間プロデューサーの洪恒夫氏が担当。「Thinking of the next century. これまでの100年を礎に、これからの100年を創る」をデザインコンセプトに、相鉄線の車両や駅舎、制服などをリニューアルするものです。 「YOKOHAMA NAVYBLUE」に身を包む9000系電車のイメージ。相鉄の車両は今後すべてこの色になる(画像提供:相模鉄道)。
新潟県を走る北越急行が、超低速「スノータートル」を運行。途中、その遅さを活かした様々な企画を実施しました。なぜ同社はこのような鈍足列車を走らせたのでしょうか。背景には、逆に“速さ”を象徴する列車の存在がありました。 最初は冗談だった“超低速” 新潟県内を走る北越急行ほくほく線で2015年11月7日(土)、“快速”ならぬ“超低速「スノータートル」”が運転されました。 その名の通り超低速で走る、まるでカメのように鈍足な列車で、通常であれば1時間程度しか要しない犀潟~六日町間59.5kmをその4倍、4時間4分もかけて走行しました。 超低速「スノータートル」にはカメも乗車。愛嬌を振りまいた(2015年11月7日、恵 知仁撮影)。 2015年3月から北越急行は、そのほくほく線(犀潟~六日町、59.5km)と前後のJR線を合わせた越後湯沢~直江津間84.2kmを、わずか57分で結ぶ超快速「スノーラビッ
先月30日、茨城県守谷市の関東鉄道常総線の守谷駅で、目の不自由な70代の男性が、白いつえをドアに挟まれたまま列車が発車したため、転んで腕の骨を折るなどの大けがをしていたことが分かりました。 列車の運転士は白いつえが挟まっていることに気付かず、そのまま列車を発車させたため、男性はホームに転倒し、左腕の骨を折るなどの大けがをしました。 関東鉄道によりますと、男性はつえのひもを手に掛けていたということで、発車した列車に引っ張られ、数メートル先で転倒したということです。 列車は2両編成のワンマン運転で、運転士がホームに設置しているミラーで後方を確認したものの、男性には気付かず、そのまま発車させたということです。当時、ホームに駅員はいませんでした。 その後、運転士はホームに男性が転倒したことにも気付かず運転を続けたということです。 関東鉄道は「つえが細くドアのセンサーが検知できなかった可能性もある。
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東武鉄道が東上線の90周年を記念し、往年の行楽列車「フライング東上」の塗色を再現した列車を運行。運行初日の11月28日には記念ツアーも実施します。 運行初日の11月28日に記念ツアーも 東武鉄道は2015年11月28日(土)から約1年間、戦後の行楽ブームで運行した「フライング東上」のカラーリングを再現した列車を走らせます。東武東上線の全線開業90周年を記念して行うもので、2編成が濃青に黄帯の懐かしい姿で登場する予定です。 「フライング東上」は、戦後復興が進む昭和20年代初頭に全国的な行楽ブームが高まるなかで企画された列車。ネーミングは、イギリスの特急列車「フライング・スコッツマン号」にあやかったといいます。 この列車は1967(昭和42)年まで、春と秋に臨時列車として運行され、ハイキングコースや釣り場などの景勝地がある東上線の沿線、さらに東上線終点の寄居駅から先の秩父鉄道沿線の長瀞・外秩父
10月17日、ヨーロッパの名列車「オリエント急行」が日本国内での運行を始めました。 1988(昭和63)年10月17日。フランス・パリからはるばるやってきたヨーロッパの名列車「オリエント急行」が、日本国内での運行を開始しました。 フジテレビが開局30周年を記念し、「オリエント急行」をヨーロッパから日本まで走らせることを企画。この年の9月7日にパリを出発した「オリエント急行」は、9月26日にシベリア鉄道経由で香港へ到着したあと、船で山口県下松市の日立製作所事業所へ輸送されます。そこで整備を受けたのち、10月17日、広島駅から日本国内での営業運行が始められました。 “お召し機”EF81形電気機関車81号機にけん引され、常磐線を走る「オリエント急行」(1988年、恵 知仁撮影)。 「オリエント急行」はその後、北海道から九州、四国まで日本各地を走行。同年の12月25日の東京・上野駅到着をもって、国
10月9日、東武鉄道の「デラックスロマンスカー」がデビューしました。 1960(昭和35)年の10月9日。東武に新しい特急形電車、1720系「デラックスロマンスカー」がデビューしました。 さいたま市岩槻区に保存されている「DRC」(2005年11月、恵 知仁撮影)。 略称は「DRC」。その名の通り、当時の国鉄における1等車(現在のグリーン車)と同等の座席、ジュークボックスを備えるサロンルーム、ビュッフェなど豪華な設備が特徴です。 その背景には当時、東京と日光方面を結ぶ鉄道輸送で、東武と国鉄が激しく競争していた状況があります。 また、国際的な観光地である日光方面への特急に使われることから、和式と洋式、両方のトイレを備えるなど、外国人乗客への配慮もポイントです。 この1720系「デラックスロマンスカー」は1991(平成3)年8月、後継の100系「スペーシア」にその役目を譲り、営業運転を終了しま
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「超快速スノーラビット」を運行する北越急行が、新たに「超低速スノータートル」を運行します。 全国的に珍しい施設の体験も 北越急行(新潟県南魚沼市)は2015年10月5日(月)、「超低速スノータートル」を運行すると発表しました。 同社は2015年3月14日から、新たに「超快速スノーラビット」の運転を開始。88.6km/hという表定速度(停車時間を含めた平均の速さ)が、韋駄天ぶりで知られる関西・中京地区のJR新快速よりも高いことから大きな注目を浴びました。 「超低速スノータートル」に使用される北越急行HK100形電車(2013年8月、恵 知仁撮影)。 今回、北越急行が運行する「超低速スノータートル」は、その反対の列車です。普通列車で1時間たらずの犀潟~六日町間59.5kmを、4時間4分もかけて運行します。 運行日は11月7日(土)で、ダイヤは犀潟発10時44分の六日町着14時48分。乗車には普
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