2014年8月5日 スタッフが患者に暴行を受けた際に、医師としてやるべきこと 病棟の若い女性の作業療法士Tさんが患者に殴られてしまった。以下、その経緯と対応である。 殴られたのは朝の10時ころで、外来診察室にいた俺に報告が入ったのが10時半。なぜか30分のタイムラグがあった。その日の予約患者は多かったのだが、一度中断してすぐに病棟へ向かった。そこで看護師から手短かに情報収集し、作業療法室にいるTさんのところへ行った。 Tさんに、 「話は聞いたよ。ケガは?」 と尋ねると、 「あぁ、ぜんぜん大丈夫ですよ!!」 と明るく答えた。これはマズいと感じたので詳しく話を聞くことにした。周りに患者が数人いたことから、診察室へ場所を移した。 改めて二人きりで向き合い、殴られた場所を見せてもらうと口の中が切れていた。 「痛くないですから。大丈夫ですよ。私が悪かったんです」 そう言って笑うTさ