印刷 関連トピックス土用の丑国内のウナギ稚魚の養殖池入れ量と取引価格の推移仕入れ値の高騰を説明する張り紙。この店では今年度だけで3回値上げした=2月22日、東京都千代田区の蒲焼き店「神田きくかわ」日比谷店、井上惠一朗撮影 鰻(うなぎ)の価格が暴騰している。養殖の原料となる稚魚の記録的な不漁の影響で仕入れ値が上がり、うな重などの値上げに踏み切る専門店が相次ぐ。7月の「土用の丑(うし)」には蒲焼(かばや)きが手の届かないものになりかねない状況だ。 「今週も仕入れ値が300円上がる。この先どこまでいくのか……」 東京都内で3店舗を経営する蒲焼き店「神田きくかわ」社長の葛岡時恵さん(71)は嘆く。今年に入って問屋の値上げは次で8回目。特に高騰が著しい中国産は1キロ5尾で5850円と8回で計1950円上がり、3年前の暮れから5倍近くになった。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リン