「乾燥熟成肉」は気温1度、湿度70パーセント前後の環境に牛肉を置いて25日間放置することで旨み成分を増加させるという特殊な保存方法で処理された牛肉のこと。日本では一部のステーキ店などを除いてこのような肉が食べられる場所はあまり多くないと思いますが、食の総合展示会「第15回FABEX(ファベックス) 2012」では熟成肉を扱っているゼンチク販売という会社を発見したので、実物を試食させてもらうことにしてみました。 保存容器は以下のような普通の冷蔵庫。 熟成牛にすると「旨みが強くなる」そうですが、実際にどのように成分が変化しているのか、と言うと……。 東京食肉安全検査センターの検査データによると、リブロースでは代表的なうまみ成分のグルタミン酸が約3.7倍、アスパラギン酸が4.3倍以上になっているそうです。 なお、上記のデータは以下のリンク先にある「焼肉ビジネスフェア2012」のPDFファイルでも