今年4月の衆議院東京15区補選で、他団体への選挙妨害があったとして逮捕・起訴された政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦氏らが11月6日、およそ半年にわたって勾留されていることは不当な人権侵害であり、違憲・違法だとして、国に2200万円を求める国賠訴訟を東京地裁に起こした。 【画像】つばさの党が問われた「選挙妨害」の行動 提訴したのは、黒川氏、幹事長の根本良輔氏(同補選に立候補し落選)。 この日、都内で記者会見を開いた黒川氏の妻で、党代表代理の外山麻貴氏(朝霞市議)は自民党の裏金問題を引き合いに「裏金議員で逮捕されたのは1人。しかも、すぐ保釈された。あとの議員は在宅起訴」として、黒川氏らの逮捕や長期勾留に疑問を投げかけた。 ●刑事事件の裁判は11月20日に第一回公判黒川氏の弁護人・代理人をつとめる趙誠峰弁護士らによると、黒川氏らは、計3件の公職選挙法違反の罪で逮捕・起訴された。起訴後も保釈を