2024年3月のダイヤ改正において、京葉線の通勤快速が全面廃止された。この改正においては、当初、日中を除く全ての通勤快速、快速列車を普通列車に変更するというものだった。しかし、沿線自治体の猛烈な反発により、JR東日本は朝の上り快速列車2本のみを維持するという対応を行った。 【画像】 夕張市破綻から10年「衝撃のその後」若者は去り、税金は上がり… その背景には、何があるのか? 前回【いま「JR北海道」が窮地に…!「オリンピック特需」を受けられず、頼りの新区間も延期で赤字が止まらない】に引き続き、12月10日発売される、鐵坊主氏の新刊『鉄道路線に翻弄される地域社会―「あの計画」はどうなったのか?―』よりお届けする。 2023年12月、JR東日本は2024年春のダイヤ改正の内容を発表した。その中で、京葉線の通勤快速・快速においては、10時~15時の日中時間の列車以外の全てを普通列車に一本化すると