アフガニスタンで実権を握っているタリバンのハリル・ハッカニ難民担当相が11日、首都カブールの内務省内で起きた自爆攻撃で殺害された。タリバンが2021年に同国で権力を奪還して以来、最も高位の犠牲者となった。
アフガニスタン中部バーミヤンで5月17日、武装集団による銃撃事件が発生し、スペイン外務省によるとスペイン人観光客3人が死亡した。イスラム主義組織タリバン暫定政権によると、外国人観光客3人以外にもアフガン人1人が死亡。外国人4人、アフガン人3人が負傷し、4人が逮捕された。19日には過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。バーミヤンは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産の仏教遺跡「バーミヤン遺跡」がある観光地。 アフガニスタン中部バーミヤンで17日、武装集団による銃撃でスペイン人観光客3人らが死亡。スペイン外務省が18日に発表した。 イスラム主義組織タリバンの暫定政権によれば、外国人4人、アフガン人3人が負傷。襲撃に関わった4人が逮捕された。 2021年に外国軍が撤退しタリバンが復権して以来、外国人を標的とした事件としては最も深刻なものの一つ。 19日にはISが犯行声明を出し
MV Tampa. タンパ号事件(Tampa affair)は、オーストラリア、ジョン・ハワード政権が2001年8月に、438名のアフガニスタン難民を載せたノルウェー船タンパ号(MV Tampa)のオーストラリア海域への立ち入りを拒否し、ナウル共和国が受け入れた事件[1]。 タンパ号が国内海域に入ると、オーストラリア首相は特殊部隊 (SAS)に乗り込むことを指示し、ノルウェー政府は国際連合規定に反すると発言した[2]。オーストラリア政府は国境保護法(Border Protection Bill)[3]、パシフィック・ソリューション("Pacific Solution")を導入した。 2001年:多数の難民希望者がクリスマス島を含むオーストラリア領へ船で到達。 2001年8月24日:438名(男性:369名、女性:26名、子ども:43名)のアフガニスタン人が多数乗った木製の釣り船Palapa
パシフィック・ソリューション(英: Pacific Solution)とは、オーストラリアへの不法入国者や密航者を南太平洋諸国に受け入れさせ、見返りにオーストラリアが経済援助を行うという政策[1]。 1990年代末以降、オーストラリアには年間3000人以上の不法入国者や密航者が押し寄せ、政治問題となっていた[1]。 2001年9月、ノルウェー船籍の貨物船のタンパ号がアフガニスタンからの難民434人を収容し、難民はオーストラリアに対して庇護を求めた[2]。これに対し、当時のジョン・ハワード政権はクリスマス島に向かうタンパ号に対して海軍を出動させることで入国を拒否し、難民の受け入れを拒否する姿勢を取った[3]。 この事態を受け、オーストラリア政府は難民の審査と収容をナウルが引き受けることで合意に達したと発表した[3]。当時のナウルは危機的な経済状況にあり、難民の審査と収容を行うのと引き換えにオ
寝たきりになり、食べ物を食べなくなり、トイレにも行かなくなる。 そして、昏睡状態になって、痩せ細っていく。 安全な地で、人として当たり前の暮らしをしたい。 そう願って祖国を離れた人たちに待ち受けていたのは、“絶望”だったのかもしれません。 (政経国際番組部ディレクター 池田亜佑、ロンドン支局記者 松崎浩子) 文中の注釈(※)は、文末にあります 子どもが自殺願望を口にする、小さな島 「診察した患者のうち、60%に自殺願望がみられ、30%が未遂を起こしました。9歳の子どもですら“自殺”を口にして、実際に未遂をしていた状況は、あまりにも恐ろしかったです」 当時の状況をこのように話すのは、ニュージーランドの精神科医、ベス・オコナーさんです。 オコナーさんは「国境なき医師団」のメンバーとして、2017年の秋から約1年にわたり、南太平洋の小さな島国ナウル共和国に滞在しました。 現地では、難民認定を求め
インドからモスクワに向かっていた小型のビジネスジェット機が20日、アフガニスタン上空で消息を絶ちました。アフガニスタンで実権を握るイスラム主義勢力タリバン傘下の地元当局は、飛行機が山岳地帯に墜落したという情報があるとしていて、乗客らの救助活動が進められるとみられます。 ロシアの航空当局によりますと、消息を絶ったのは、ロシアの民間会社が所有する小型のビジネスジェット機です。 乗客2人と乗員4人の合わせて6人を乗せて、インドからモスクワに向かっていましたが、20日夜、タジキスタン国境に近いアフガニスタンの上空で消息を絶ったということです。 国営のタス通信は、2人がロシア国籍だと伝えていますが、乗客と乗員の安否は分かっていません。 アフガニスタンのタリバン傘下の地元当局は、20日夜から21日朝にかけて、飛行機が北部バダフシャン州の山岳地帯に墜落したという情報があると明らかにし、救助隊が現場に向か
2日、カブールの「ナカムラ・スポーツ施設」で行われた追悼式で、参列者に格闘技の技を披露する人たち=吉形祐司撮影 【カブール=吉形祐司】アフガニスタンで人道支援に取り組んだ中村哲(てつ)医師(当時73歳)が殺害されてから、4日で4年となる。首都カブールで2日、地元有志による追悼式が開かれた。かんがい施設整備などの人道支援に生涯をささげた中村さんの理念への共感は、アフガン人の間に着実に広がっている。 【写真】中村さんの写真が掲げられた広場。タリバンが写真掲揚を容認するのは異例だ(アフガン東部ジャララバードで)
アフガニスタンのヘラート州ジンダジャン地区のスィア・アーブ村で、地震前に自宅があった辺りを歩く男性。アフガニスタンでは10月に入ってから同じ規模の大地震が4回立て続けに発生しており、村はそのうちの1つの被害を受けた。(PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO, NATIONAL GEOGRAPHIC) 現地時間10月7日午前11時11分(日本時間15時41分)、アフガニスタンのヘラート州でマグニチュード6.3の地震が発生した。ヒンドゥークシュ山脈の西端の断層が破壊され、人口の多いヘラート市が大きな被害を受け、近隣の多くの農村が瓦礫と化した。それからわずか23分後、同じくマグニチュード6.3の2回目の地震が発生した。 4日後の10月11日には、人々が瓦礫の中から遺体を回収している最中に、同じ地域で3回目のマグニチュード6.3の地震が発生し、傷ついた住民をさらに打ちのめした。死
2400人を超える人が死亡したと伝えられているアフガニスタンの地震をめぐって、ユニセフ=国連児童基金は、犠牲者の9割以上が女性や子どもだったと明らかにしました。 アフガニスタン西部・ヘラート州では、7日以降、マグニチュード6クラスの地震が相次ぎ、多くの民家が倒壊するなどの被害が出ました。 タリバン暫定政権は、2445人が死亡したとしていますが、行方不明者も出ていて、犠牲者はさらに増える可能性もあります。 こうしたなか、ユニセフは“犠牲者の9割以上が女性や子どもだった”と明らかにしました。 これについてAP通信は、国連機関担当者の話として、最初の大きな地震が発生した現地7日の午前11時ごろ、「男性は仕事で外出していて、女性は家事や子どもの世話をしていたためだった」と伝えています。
「女性専用図書館」閉鎖 タリバンが圧力、開設から半年余―アフガン 2023年03月14日05時14分 【図解】アフガニスタン 【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールにある女性専用の図書館が開設から半年余りで閉鎖を余儀なくされた。女性の権利に厳しい制限を課すイスラム主義組織タリバン暫定政権からの圧力が理由という。開設した活動家の女性が13日、明らかにした。 タリバン、女子の大学受験認めず 教育からの排除進める―アフガン 図書館は、通学を禁じられた女性に安心して読書や勉強ができる場を提供するため、昨年8月下旬に開設。ロイター通信によれば、教師らから寄贈された小説や学術書など1000冊以上をそろえていた。 国際 コメントをする
アフガニスタンのカブール大学で入学試験を受ける女性たち(2022年10月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバン(Taliban)は20日、国内の大学に対し、女子教育を無期限に停止するよう命じた。 【写真】10月に大学入試を受けていた女性たち 高等教育省は、国内の全大学に宛てた書簡で禁止措置を通達。同書簡をツイッター(Twitter)に投稿した同省の報道官はAFPに対し、通達内容を認めた。 同国では10月、全国で多数の女性が大学入試を受けたばかり。多くは工学や医学の専攻を志望していた。【翻訳編集】 AFPBB News
【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、罪を犯したとされる人に対するむち打ち刑を公式に復活させた。 【図解】アフガニスタン 最高指導者がシャリア(イスラム法)に基づく処罰適用の厳格化を要請したためだ。実権掌握から1年3カ月がたち、むち打ちや公開処刑が横行していた旧タリバン政権時代(1996~2001年)の恐怖政治に一層近づいている。 東部ロガール州当局によると、群衆の集まったサッカー競技場で23日、「姦通(かんつう)や窃盗などの罪に関与した」として、女性3人を含む少なくとも12人へのむち打ち刑が実施された。 北部タハル州では11日、男女十数人にむち打ち刑が行われた。ロイター通信によれば、最高裁の広報担当者は「シャリアに基づく厳格な調査の後、それぞれ39回のむち打ちが言い渡された」と説明した。 地元記者などによると、これまでもタリバン兵とみられる人物が裁判を経
生活費を稼ぐために腎臓の摘出手術を受けたティムリと、そばに座る2歳の娘グルシカ=2022年7月28日、アフガニスタン西部ヘラート郊外、石原孝撮影 イスラム主義勢力タリバンがアフガニスタンの首都を制圧し、米国や日本が支援してきた政権を崩壊させてから8月15日で1年になる。国際援助が減ったことで食料不足や医療危機が深刻化するなか、現地では生活費を工面するために、自分の臓器や幼子を売る人が出ている。 【写真】35万円で腎臓を売った20歳の母。失業した夫とは、次は2歳の娘を売るかどうか話し合っている 西部ヘラート郊外で7月28日、約2カ月前に左の腎臓を病院で摘出した女性ティムリさん(20)が取材に応じた。脇腹には長さ約15センチの手術痕が残っていた。ブローカーに依頼し、腎臓を売って得た24万アフガニ(約35万円)の大半は借金の返済で消えたという。 タリバン復権後の不況で、野菜売りの夫の収入はほとん
アフガニスタン東部で発生したマグニチュード5.9の地震では、これまでに1000人以上が死亡しました。現地では多くの家屋が倒壊して閉じ込められている人たちがいるとみられ、被害のさらなる拡大が懸念されています。 日本時間の22日午前6時前、アフガニスタン東部のホスト州を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生しました。 ホスト州の隣のパクティカ州の当局者はNHKの取材に対し、これまでに1000人が死亡し、1500人がけがをしたことを明らかにしたほか、ホスト州の当局者も少なくとも30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。 またUNAMA=国連アフガニスタン支援団の担当者は記者会見で「2000棟近くの家屋が倒壊しているとみられる。アフガニスタンの家族は少なくとも7人から8人で、複数の家族が一緒に住んでいることもある」と述べて被害のさらなる拡大に懸念を示しました。 この地域では、ひぼしレ
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