夫の家庭内暴力(DV)から逃れるために夫に隠れて転居した女性の住所を、大阪府大東市が誤って夫に漏洩(ろうえい)していたことがわかった。女性が転居届を出した2日後だったという。夫からの直接の接触はないというが、市は府警に女性の安全の確保を要請した。 【写真】漏洩後、夫から「住所がわかったぞ」とメッセージ 市が取材に対して明らかにした。市は「完全なミス」だとして女性に謝罪した。 市によると、女性は10月15日、同居の夫の暴力を理由に、夫に気づかれないように転居した。府警にも対応を相談し、市に対しては、同17日に転居届を出した際に「DV等支援措置」を申し出た。 支援措置は総務省が所管する全国共通の制度で、DV被害者の申し出により、加害者が被害者の住民票や戸籍付票の写しの交付を申請しても、自治体側が拒否できるというもの。適用が正式に決まるまでの間も同様の暫定措置がとられる。 市では申し出を受けた際