Cooperative Linux(coLinux)は、GNU/LinuxがそのままWindows上で動作するという、仮想化の分野で独自の位置を占めている。2000年に始まったプロジェクトではあるが、最近やっと0.72になったばかり。しかし、andLinuxやUlteo Virtual Desktopなどの著名プロジェクトに基盤技術を提供するだけのものは持っている。UbuntuのWubiやFedoraのLive USB-Creatorといったツールが示す通り、今、Windowsの利用者をGNU/Linuxに引き寄せることに関心が集まっている。そんな今こそ、coLinuxの背後にある技術に注目すべきではないだろうか。 coLinuxは、Dan Aloniが2000年に取り組み始めたプロジェクトだ。当時AloniはWindows育ちのコンピューター科学科1年生だったが、フリーソフトウェアに熱中