(2012/03/17取材) 八戸市役所職員としてキャリアをスタートした慶長さん。東南アジアを巡る交流プログラムでの経験に触発され、かつて抱いていた「途上国に関わる仕事がしたい」という思いを実現すべく、大学院を経て世界銀行に入行。バングラデシュ、パキスタンとブータンの都市開発、インド洋大津波で被害を受けたスリランカの復興支援等のプロジェクトにおいて活躍されて来ました。 2011年3月11日、東日本大震災が発生。世界銀行ワシントン本部に勤めていらした慶長さんは、故郷である東北に戻って復興の一助になる方法を模索していたところ、今年の1月、福島大学に震災後に設立された災害復興研究所で福島の復興支援に携わる機会を得て長期休暇を取得。最近まで福島で支援活動をされて来ました。 この度、長期休暇の期限を迎えワシントンに戻られる慶長さんですが、この2ヶ月間復興の現場に立って見つめてきた被災地の現状と課題に