飲食店予約サービス「トレタ」運営会社の社長で、とんかつ店「豚組」などの飲食店オーナーでもある中村仁さんが6月29日、東京・六本木のしゃぶしゃぶ店「豚組しゃぶ庵」を10月末に閉店すると発表した。 2007年にオープンした店。当時、黎明期だったTwitterを集客に使って話題になり、Web関連のイベントが多数開かれるなどWeb業界人にも愛された店だったが、しゃぶしゃぶ店舗という業態が、今回のコロナ禍を乗り越えられないと判断した。 中村さんによると、営業自粛期間中にさまざまな可能性を検討したが、「目先の危機を乗り切れたとしても、長期的に考えて経営の安定は難しいという結論にたどり着いた」という。 コロナ禍で人々は外食の回数を減らざるを得ず、久しぶりに外食する機会があったとしても、豚しゃぶ含む鍋は「自宅でもそれなりのクオリティで楽しめる料理の筆頭」であるため、選ばれる可能性が低いと判断した。 また、