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2023年10月31日火曜日

iUをeスポーツの大学にします。

■iUをeスポーツの大学にします。 

「iU eスポーツ戦略」を策定しました。


ちょもろー前夜祭として竹芝で開かれた「RAGE VALORANT 2023」観戦会にて発表しました。

 

iUはeスポーツをイノベーション教育や研究活動の一つの大きな柱と位置付け、関連企業とのさまざまなプロジェクト活動を中心として教育的施策を実施します。

具体的な項目は6点です。関心あるみなさま、ぜひご一緒しましょう!

 

 

1.eスポーツを学ぶ実践的カリキュラム構築

 eスポーツの歴史、産業、文化を含む全体像を学ぶ「eスポーツ論」講義を、2024年より段階的に実施します。

「超eスポーツ学校」など専門家の協力も仰ぎます。

 

(超eスポーツ学校は、2019年にぼくが座長を務めた経産省と日本eスポーツ連合JeSUによるeスポーツ検討会の提言に基づくプロジェクト。超教育協会とJeSUが連携して、専門家が映像カリキュラムを作り、大学・専門学校・高校などが参加して学ぶプログラムです。)

 

2.eスポーツ活動への科目単位認定

 eスポーツに関連する学生の活動(例:試合出場、チーム活動、イベント企画運営、配信など)に対する単位認定を検討する

 

3.eスポーツ活動への学内施設整備

 墨田キャンパス内に、ゲーム専用PC、関連機材、配信システムなどを持つeスポーツプレー拠点を設置し、スポンサーとの連携のもと、共同して整備、運営し順次拡大する

 

4.eスポーツを軸とした学校コミュニティの発足

 超教育協会と連携し、大学、専門学校、高専、小中高と交流し、eスポーツ普及のための提言やイベント活動を行う

 

5.eスポーツによる地域貢献

 墨田区や地方自治体と連携し、eスポーツ教室や地域におけるeスポーツ活動支援を行う

 

6.eスポーツ関連各種イベントの実施

 eスポーツ関連企業や団体と協働し、参加型、観戦型のイベントを実施する

 

 

ところで。全員起業のiUは、学生が続々と起業していて、eスポーツ分野でも活躍している会社があります。

例えばiU4年、福島翔和さんが社長を務める「推しメーター」。

プロeスポーツチーム「SYSTEM e-Sports」を買収したというニュースです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000128608.html

2023年10月28日土曜日

クールジャパン:オタク

 ■クールジャパン:オタク


NHKクールジャパン「オタク」の巻。


オタクという言葉が誕生したのは1980年代とされていて、国際語としても通用するようになったものの、この番組が始まった2006年ごろもまだ市民権を得ていない「変わった人々」というイメージでした。

それが明らかにポジティブに変わってきています。


「オタク事情」

世界各地で日本のアニメなどオタク系のイベントが開かれるようになって、年間に参加する人数は2000万人にのぼる。

有名大学の研究者がイベントを開いているケースも多い。

そこで世界の研究者を結ぶ「世界オタク研究所」なるものを設立したんですが、聞いてみると、オタクという言葉はすっかり定着していて、もう恥ずかしい存在ではなくなっているという。

しかも、アニメやゲームというポップカルチャーだけでなく、私は〇〇が趣味だと同じような意味合いで、私○○オタクなのという広がりをみせています。

本場の日本も同じ。

オタクという言葉が生まれてもう40年近くで、ぼくら初代オタクがもう老人だから、一般化して、趣味人、というぐらいのライトな存在になりました。

一億総オタク時代。


「バーチャルアイドル」

昔アニソンはアニメを説明する脇役の存在だったが、90年代後半あたりから、トップクラスのアーティストによるアニメと独立した高度な楽曲が増えて、世界にも発信されるようになりました。

2004年にボーカロイドという音声合成技術が開発されて、初音ミクが世界中で人気になるなど、バーチャルなアイドルが流行りだした。

アニメや音楽というポップな表現と、先端の技術とが合体しました。

それをオタクが発見して、技術を使いこなして、引っ張った。

オタクはテクノロジーの先端ユーザとして文化と市場を切り開く役割も担っています。

産業という面でも大事。

例えばアニメはアニメの売上に比べて、その後のグッズとかライブとかの展開は10倍の規模がある。

メディアミックスの時代。アニメ、音楽、ライブ、コスプレ、技術。

いろんな入口があるバーチャルアイドルは新しいオタク文化・オタク産業として発展していくのではないでしょうか。

2023年10月24日火曜日

チャンバラトリオのカシラとリーダーです。

■チャンバラトリオのカシラとリーダーです。

大阪・関西万博の「事業化支援プロジェクトチーム」の発足記者会見を行いました@大阪。

万博催事検討会議の大洋共同座長と、山中哲男トイトマ社長、脇雅昭よんなな会発起人とぼくがメンバーで、経済産業省奥田修司博覧会室室長がオブザーバー参加。

 


チームリーダーを引き受けたぼくが概要を説明しました。

4名の有志チームで発足。経産省、内閣官房、万博協会と連携します。

社会課題解決に向けた様々な催事や取組の社会実装・事業化を支援します。

参加する人・起業・団体・行政など全体が対象です。




万博の場を実験場とし、様々な取組をレガシーとして未来社会に残していくことが目的です。

1970年万博、ぼくは京都の小学生でした。

太陽の塔より、未来は科学で進歩するという展望を得たことが自分にとってのレガシー。

次の万博のレガシーは何か。



大崎さん吉本出て催事のトップに立ち、社会課題解決や地方創生に力を入れる、その場にすると聞きました。

万博を未来の実験場とし、それをサステナブルな事業として実装する。

これをレガシーとすることに大変賛同し、協力したい!と考えた次第。



「吉本前会長の大崎氏 万博の催事企画で関係機関とのパイプ役担うチーム設立」

https://www.sankei.com/article/20230817-KV4HFMPTA5MSBANHVO6ZTRBNNE/?utm_medium=app&utm_source=smartnews&utm_campaign=android

 

「吉本興業前会長・大崎洋氏、万博プロジェクトチームはボランティア「まだ退職金は残ってます」」

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202308170000465.html


「大阪・関西万博の事業化支援プロジェクトチーム発足 大洋氏「社会課題をエンタメの力で解決」」

https://hochi.news/articles/20230817-OHT1T51133.html?page=1



課題先進国日本が取り組むテーマは、政府もたくさん抱えている。

地方自治体も、民間企業やNPOも、学の分野も、地域も、みんなが抱いている。

それらを発掘して、光を当てて、磨いて、事業として組み立てていく。

それがPTの使命です。

万博は最高の発信機会。活かしたい。産学官の力を集結する必要があります。

よろしゅうに。

 

 


囲みで、若い記者から

「あんたがリーダー言うけど、大さんはどういう位置づけ?」

と聞かれたんで、
チャンバラトリオのカシラとリーダーです。」
と申し上げました。
会心の答えや!
思いましたが、キョトンとしたはりました。

 

2023年10月21日土曜日

学長くんガチョーン. 宮脇修一さん

 ■学長くんガチョーン. 宮脇修一さん




世界の海洋堂、代表。代表なのにセンム。4人なのにチャンバラトリオ、を思わせる。造形、フィギュアの世界観を作り上げたとてつもない偉業ですが、軽~くおもろく見える。大阪やの~。門真の本社や長浜の博物館やワンフェスに寄せてもらったりしてます。



◆海洋堂

海洋堂は唯一造形集団を名乗っている。色んな玩具・フィギュアプラモメーカーがあるが、ここが他と違うところ。作っている全ての製品・作品・商品に原型・造形作家の名前を入れていることが海洋堂の誇るべき最大のセールスポイント。素晴らしいものは人がつくっているんだということを訴え続けている。日本中に様々な展示施設を作り、海洋堂のものの作り様、生き様を世の中の人に認めてもらおうという布教活動をしている。


◆仕事を始めて50年

この仕事を始めて50年。15歳で中学を卒業し、そのまま父の作った海洋堂というプラモ屋に入り、それからものづくりをやり続けて50年。

1964年に海洋堂ができた。小学校に入るときに、プラモが大好きな少年だったので父が模型屋さんをやってあげようとできた。プラスチックという素晴らしい素材、色が塗れて、加工しやすく、大量に作れて、精密で、腐らない。このような模型の素材が誕生し、好きになった。模型を作り続けた。小学校に入ったときから好きなものが決まっていた。中学を出たら他のことを考えずに、模型・プラモなど全てのものを作る世界を広げていってやろうという野心が最初からあった。

周りからは高校くらい出て、大学も行っておきと言われたが、父が教育に対して自分の意見が強い人だったので、信用の出来ない先生に愛する息子を預けることができるか!わしが育てるんや!と、ずっとひたすら模型の世界を生き続けて50年。これが僕の一番のセールスポイント。


◆造形師

原型だけをつくるのではなく、大きいものや一品物や作品をつくる。造形作家はいっぱいある。アルチザンもそう。日本は物資の工房もある。ものを作るシステムは出来ていたはずだが、それがプラモ・模型に関してはあまりなかった。そういったものをオタクの世界と融合できた。それまでアカデミックな彫刻や美術、仏像のすばらしい作家はいた。そこに漫画のキャラクター・怪獣・化け物などオタクの要素を取り込んで、楽しい仕事を。

自分たちの欲しいものが世の中になかったから、僕らがつくろう、と。漫画のキャラクターや怪獣、ありとあらゆるそういうものを作り始めたのが、オタクの仕事で造形をやったというところが一番のストロングポイント。

日本のものづくりは真面目すぎる。もっとおもろいものつくったらよろしいがな。美少女・怪獣・ロボット・戦車など自分たちの手で絵を描くようにつくるということが、僕たちが新しく始めたフィギュアの仕事。


◆海洋堂の野望

20年前にお菓子のおまけで大ブームが起こった。しかし、まだまだ日本人は世界で一番フィギュアを愛していない。4,50年前は街中におもちゃ屋・プラモ屋・文具屋があった。つくるものを売っているところが山のようにあった。今は死滅してしまい、通販へ。日本人は世界で一番立体物を楽しめていない。日本人の欠けた部分をなんとか補っていきたい。みんなフィギュアを好きになってくれよ、と。海洋堂のことなんてまだまだ誰も知らない。もっともっとフィギュア・立体物・造形の楽しさ、面白さを世の中に広げていきたい。


◆学校

海洋堂はトキワ荘みたいなもの。漫画・アニメ・恐竜・美少女・ロボットなどが好きな人達が集まる場所さえあれば一つの学校。好きな人間が集まってお互いの力を見ながら、ライバルとして競い合いながら、意識し合いながら高みを目指す場所。切磋琢磨している。

海洋堂は一時期、20人くらいが共同生活でひたすらものをつくることをやっていた。その熱量は他では味わえない。今度は大阪芸術大学などいろんな専門学校ができて好きな集まる場所ができた。大阪芸術大学では180人くらいの生徒が一気にフィギュアを習う。そういう時代がやってきた。65歳でもまだまだ現場で、第一線で働く。海洋堂の代表である人間がフィギュアを最前線の話、面白さ、魅力を伝えて、様々な作家の魅力をみんなへ共有することが教えることの原動力。


◆キミたちへのメッセージ

BOMEくんという60歳になる美少女フィギュア作家がいる。小学5年生からうちのお客さんだった。才能は全くなかった。ただひたすら美少女が好き。漫画が好き。好きなことも見つけてしまうとその力だけで、いまや村上隆さんと組んでベルサイユ美術館やカルティエ現代美術館で展示会ができるくらいのすごい男になれる。

まずは、自分は何が好きか。好きなものさえあればなんとかなる。


★後記

最後に出てくるBOMEさん。フランス人ぽいあだ名と思ってたら、帽子とメガネのボーメ、と知って、大阪やの~。同じ年同じ月生まれですが、本社に行ったとき一人もくもくと造形してらっしゃって、ぼくは偉人を前にキンチョーしてうまくしゃべれませんでした。2022年、文化庁長官表彰を受けられた。ぼく審査員で、強く推しました。

2023年10月17日火曜日

ちょもろー2023、ポップ&テック

■ちょもろー2023、ポップ&テック


ポップとテックの総合イベント

「ちょっと先のおもしろい未来」ちょもろー。

"Change Tomorrow" Chomorrow.


東京ベイエリア竹芝で今年も開催しました。



 


超実行委員長ちょもらー を務めました。

 




ソフトバンク本社の入るポートシティ竹芝と、

劇団四季のあるウォーターズ竹芝を会場に、

103の出展がありまして、ご来場、リアル3万人。

ありがとうございました。



目玉は「みんなの脳世界」。






--私たちの脳はとても多様で誰もが独自の特徴を持っています。この独自の特徴を持っていることで、現代社会では生きづらさを感じている人たちが存在します。しかし、この生きづらさは、技術や環境の整備によって変えていくことができるのです。展示「みんなの脳世界」では、身近な体験を通して、技術や環境の変化によって生きづらさや弱みが、生きやすさや強みに変わることを知ってもらう機会を提供します。

 





この(たぶん世界初の)ニューロダイバーシティ展には、30件が出展しました。

東大、京大、慶応が参加。

NTTとNHKも参加。

理研(文科省)、NICT(総務省)も参加。

隣にはNEDO(経産省)も参加。

勢ぞろい。一つの事件じゃないですか?

 





「みん脳」

富士通のエキマトペとオンテナ。

聴覚を視覚や触覚に転換する。

エキマトペはデジタルサイネージアワードでも表彰しました。

 



「みん脳」

KMD博士第一号の浅田さん「色のめがね・色のシミュレーター」。

 


「ワークショップコレクション」。




--「ワークショップコレクション」は、CANVASが2004年から実施しているこどもたちの創造力・表現力を刺激するクリエイティブ・ワークショップの全国普及と発展を目的としたプロジェクトです。 今回は、ロボット・VR・プログラミング・環境問題など、未来について考えるワークショップが集結。ロボットが集まる広場や超人スポーツの車いす体験をできるスペースも!今年初出展のワークショップもあります!

 



ロボットワークショップが6件。

 




AI、MR、ドローン、3D。

テック系のワークショップもたくさん。

 







他にも会場ではたくさんロボットが働いていました。

ロボット推し。

 




「KMDフォーラム」。

設立15周年の慶應義塾大学メディアデザイン研究科。

留学生のほうが多い国際的な大学院です。

研究活動の核となる「リアルプロジェクト」の成果を一般公開するものです。

 



「ちょっと先のおもしろいiU」。

--iUは”Go punk”というスローガンの下にPOP&TECHなプロジェクトがいくつも存在しています。Web3が到来し人工知能やロボットが人間を超えていく時代、価値を想像(Imagine)して、創造(Create)することを大切にしているiUが魅せていく未来をお見せします。企業の皆様、学生の皆さん、ちょもろーを通して繋がることができた方々、私たちと一緒におもしろいことを「しでかして」みませんか?

 





ソフトバンク本社の下にあるweworkでは、フジテレビ「シゴトズキ」収録。

「大学対抗 ChatGPTを使ったビジネスアイデアコンテスト」です。

 



モンスターエンジン 町工場。

ちょっと先のおもしろいお笑い。

 



今年もレジェンド福西崇史さん+坪井慶介さんが登壇。

なんでこんなにしゃべりうまいの。

 


今年は地域の祭りと重なりまして。

来年は10月開催です。よろしく!