特に、記事及び回答は、「摂取の仕方等によっては」「過剰に摂り続ける」「過剰摂取」「大量に与え過ぎる」「摂り過ぎる」といった通常から逸脱した状況を前提においた記載であるが、このような前提においてはすべての食品が身体に悪いという結論となることは容易に想定され、一般消費者に誤解を与え、いたずらに不安をあおるものとなっている。 さらに記事では、「そんな常識はすべてウソだった(副題)」「「完全栄養食品」だと、・・・それは事実ではありません(240頁上段10〜12行目)」「牛乳は人間の健康に悪い食品です(245頁下段21、22行目)」と牛乳の価値を全面的に否定する断定的な記載となっているにもかかわらず、回答では「牛乳が必ずしも完全無欠な食品ではないことをレポートしたもの(貴殿回答)」「牛乳が優れた食品であることを全面的に否定するつもりはありません(貴殿回答)」「こういった説もある(著者回答1頁19、2