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§ 憂鬱と思想に関するakihiko810のブックマーク (2)

  • 朝日出版社第二編集部ブログ

    第一章 暇と退屈の原理論 ――ウサギ狩りに行く人は当は何が欲しいのか?(承前) スヴェンセン『退屈の小さな哲学』今度は別の哲学者の退屈論を取り上げよう。章の冒頭で言及したスヴェンセンの『退屈の小さな哲学』である。 このは世界一五カ国で刊行された話題のである(日では邦訳が新書版で二〇〇五年に出版されたが、全く反響はなかった)。スヴェンセンはこのを専門的にならないように、いわばカジュアルなものとして書いたと言っている。確かに彼の口調は軽い。だが、その内容はほとんど退屈論の百科事典のようなものだ。もし退屈についての参考文献表が欲しいと思えば、このを読めばよい。参照している文献の量では、書はスヴェンセンのにはかなわない。 スヴェンセンの立場は明確である。退屈が人びとの悩み事となったのはロマン主義のせいだ――これが彼の答えである。 ロマン主義とは一八世紀にヨーロッパを中心に現れた思

  • (書評)國分功一郎「暇と退屈の倫理学」を読んで

    渡辺真也 「自分らしく、自分だけの生き方のルールを見つけること。」簡単な問いではあるが、皆が思い悩むことではないか。私自身も思春期から今に至るまで、それを見つけようと努力してきた様に思う。 この問いが暇と退屈の問題だと気付かなかった私は、答えを見つけるべく、がむしゃらに生きて来た。しかし哲学者である國分功一朗氏は、この問いが暇と退屈にどう向き合うのかという人類普遍の問題であることを指摘し、書ではこの問いをたてた等身大の自己に向かい合いながら、この答えを見つけて行こうと試みている。 この人生論であり、人生質をつかむ為の啓蒙書である。にもかかわらず、哲学書としては異例と言って良いほど読み易く、読み進めて行くうちに、あたかも著者と一緒にこの問題を考えているかの様な錯覚に捕われる。「自分らしく、自分だけの生き方のルールを見つけること。」その為にはどうしたら良いのだろう?と思い悩む全ての人

    (書評)國分功一郎「暇と退屈の倫理学」を読んで
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