一辺に n 個の正三角形となるように点を等間隔に並べたときの点の総数は1 から n までの自然数の和に等しくなり、 と表される。 これを n番目の三角数といい、Tn で表す。三角数は無数にあり、最小のものは 1 である。 例えば 10 は一辺に点を4個並べたときに該当するので三角数の一つである。 1 3 6 10 15 21 特に三角数 10 (= 1 + 2 + 3 + 4) はピタゴラス(学派)にとって「完全なる数」として大事な数とされた。 において、T0 = 0 と定義すると n = 0 のときも成り立つ。この式は下図のように、n番目の三角数を灰色の点の三角形と赤色の点の三角形でそれぞれ表し、2つの三角形を組み合わせると、高さ n, 底辺 n + 1 の長方形になり、その長方形の面積の半分として得ることができる。 2 6 12 20 30 42