北朝鮮をめぐり東アジア情勢の緊張が続く中、政府は5月1日午後、「安全保障関連法(安保法制)」に基づき、海上自衛隊のヘリコプター搭載型の護衛艦「いずも」によるアメリカ軍の補給艦防護(米艦防護)任務を開始した。安保関連法に基づく初の米艦防護となる。NHKニュースなどが伝えた。 「米艦防護」とは、自衛隊法の「米艦等の武器等防護」規定に基づき、他国軍の艦船を防護する任務。2016年3月に「安保関連法」が施行され、実施可能となった。他国から要請があった場合、防衛相の命令により他国の弾薬や艦船、航空機を守る任務に従事する。おもにアメリカ軍を想定したもので「米艦防護」と呼ばれる。