スッタニパータとは Sutta(スッタ)とは「法話、格言、アフォリズム(人生・社会・文化等に関する見解を簡潔に述べた短文表現)」のことで、Nipāta(ニパータ)は「綴り、集まり」のことです。スッタニパータは「ブッダの法話集」という意味になります。 目次へ パーリ仏典『Tipiṭaka(ティピタカ)3つの籠』の2つ目のピタカである『Sutta Piṭaka(スッタ・ピタカ)』には、ブッダの教えがすべて納められています。その5番目『Khuddaka Nikāya(クッダカ・ニカーヤ)短編集』の、第5巻がスッタニパータです。 ティピタカ の中でもスッタニパータは、最初期にできた最古の経典といわれ、北伝の大乗仏教には伝播しなかったため、一部(第4章 Aṭṭhaka-vagga)を除いて漢訳は存在しません。東南アジア諸国に広まった南伝の上座部(テーラワーダ)仏教にのみ伝わる法話集です。 ダンマパダ