佐野 亨 「別冊映画秘宝」のラインナップに、先ごろ、『80年代悪趣味ビデオ学入門』というタイトルの一冊が加わった。 筆者は、このムックシリーズを、毎回、特別な(格別ではなく、特別な)思い入れとともに読みつづけてきたが、今回のこの本に関しては、さらに特別な感慨を持った。 その感慨の正体を探るために、やや長い文章を書くことになるが、どうかお付き合い願いたい。 いま20代から30代くらいの映画ファンにとって、最も思い入れの深い映画雑誌は、「キネマ旬報」でも「映画芸術」でもなく、ましてや「カイエ・デュ・シネマ」でも「リュミエール」でもなく、おそらく「映画秘宝」だろう。 昨年公開された吉田大八監督の『桐島、部活やめるってよ』は各方面で評判を呼んだが、神木隆之介演じる主人公の前田くんが愛読している映画雑誌が、朝井リョウの原作では「キネマ旬報」であったのに対し、映画では「映画秘宝」に変更されていたのが印
まず冒頭にシカゴ出身のデーブ・スペクターのインタビューが載っている。シカゴのセカンドシティ劇団に在籍していたときのことや、多民族的だった学校時代の思い出が語られる。TAMAYOの漫談はステレオタイプすぎるしネタも古い、との批判があった。 また、映画でよく扱われる「ユダヤ人」についてアーサー・ケストラーの著書などを参照としながら定義されている章もあった。その定義によると、アイルランド的な苗字のハリソン・フォードはユダヤ人が母親だからユダヤ人であり、ユダヤ的な苗字のポール・ニューマンは父がユダヤ人だが母はそうではないのでユダヤ人ではない、ということになる。その一方、「そのほうがチャレンジング(挑戦的)な人生になるから」ユダヤ人であると公表するポール・ニューマンの姿勢が紹介されてもいる。ゴールディ・ホーンは、父はWASPのエスタブリッシュメントだが、ホーン自身は母方のユダヤ人のほうにアイデンティ
とりあえず、 「間違ったヲタ知識を持った特ヲタ」を大量に増やしたという点で、 この本の罪は大きい。 あと、どうせロクに見てもいないくせに、レオを悪く言いすぎ。 スーパー1やブルースワットあたりも、イメージだけでボロクソに語ってる。 それぞれのファンの反感をかいまくったはず。
1988年刊行の別冊宝島79『世紀末キッズのためのSFワンダーランド』(JICC出版局)巻末に収録されたSFブックガイドです(実際は117作)。選は〈SF砦の四悪人〉を名乗る大島豊・黒井玄一郎・長井務・ブライアン・N・Kの四氏。著者名などの書誌情報を若干修正、同内容で複数の版元・版型で出ているものについては(把握できたかぎり)2008年6月現在で最新のものにしてあります。内容・タイトルなどが修正された新版がある場合についてはその旨付記。 個人的な備忘録として作ったものです。記号は○=未所持、●=所有・未読、★=既読。リンクが張ってある記号は感想に飛ぶようになってます。 2008年6月16日現在での内訳(全117作) ○未所有=22作 ●所有・未読=71作 ★既読=24作 【小説】 ○ブライアン・W・オールディス『虚構の大地』(ハヤカワSFシリーズ) ●ブライアン・W・オールディ
毎週日曜日更新! The text for reappraising a certain editor. ある編集者の遺した仕事とその光跡 天災編集者! 青山正明の世界 第27回 永山薫インタビュー part4 21世紀を迎えてはや幾年、はたして僕たちは旧世紀よりも未来への準備が整っているだろうか。乱脈と積み上げられる情報の波を乗り切るために、かつてないほどの敬愛をもって著者が書き下ろす21世紀の青山正明アーカイヴス、永山薫氏のインタビュー第4弾です。 << 前回の記事を読む 「弟子作ればいいじゃないっすか?」 ──その後、永山さんと青山さんの名前が並ぶのは、『別冊宝島345 雑誌狂時代!』(1997年11月)が久しぶりですが、原稿依頼という形では他にも色々と続いてるんですよね。 永山:白夜時代の後も、『なおこちゃん』(1985年6月。ホープ出版のロリコン誌)、『フィリアック』、『サバト』
今週に入って、「正論」別冊、「WILL」別冊、「別冊宝島」と3点が相次いで刊行されました。 まだ走り読み段階だが、3点とも、予想通り「日本軍史料隠し」のうえに南京事件否定論を構築しています。 (否定派が隠し通す日本軍資料についてはhttp://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20060804参照) (1)別冊「正論Extra.08」 書店で見て、こりゃダメだと直感。 だって、表紙のメインコピーが シナ事変、南京事件から70周年…終わりなき情報戦 だもの。 「シナ事変」という言葉に抵抗感がない人間にしか購読されないでしょう。 内容は記事満載だが、半分以上は「正論」の過去記事の再掲である。とにかく詰め込んだという感じで、3冊の中でもっとも読みにくい。 内容的にも新味に乏しい。 http://www.sankei.co.jp/seiron/etra/no08/ex08.htm
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