点滴連続中毒死事件が起きた旧大口病院=横浜市神奈川区 横浜市神奈川区の旧大口病院(現・横浜はじめ病院)で2016年9月に入院患者の男性2人が相次ぎ中毒死した事件で、1人の体内に消毒液を混入させて殺害したとして、殺人容疑で逮捕された同院の元看護師久保木愛弓容疑者(31)が、任意の事情聴取でもう1人の殺害についても認めていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。また、同容疑者が消毒液の混入について「16年7月ごろからやっていた」と話していることも判明した。 同院では同年7月から事件発覚までの2カ月余りで、2人を含む4階の入院患者40人余りが死亡している。捜査関係者によると、同容疑者は20人ほどに消毒液を混入させたと話しており、神奈川署特別捜査本部は患者の死亡の経緯を調べるとともに、同容疑者の関与の有無を調べる。 同容疑者は16年9月18日午後3時ごろから4時55分ごろまでの間に、4階に入院
