茨城県古河市立総和中学校で昨年11月に行われた3年生120人分の英語期末テストの答案用紙が、誤って焼却されていたことが分かった。 市教委は今年2月8日、校長を口頭で指導、校長を通じ教諭を厳重注意とした。同校などによると、英語科担当の20歳代の女性教諭が週末を利用して自宅で採点しようと、学校の許可を得て11月25日、3学級120人分の答案用紙を持ち帰った。ところが同27日、家族が不要物と勘違いし、答案用紙すべてを庭で焼却してしまったという。 教諭はその日のうちに校長に報告、翌28日に120人全員の家庭を訪問して謝罪。同校は12月1日に追試を実施した。斎藤雅浩教頭は「生徒に迷惑をかけた。今後このようなことがないよう取り組みたい」と話した。県教育庁は、今回の事態を2月6日に市民からの情報提供で把握したという。