10月1日に建国60年を迎える中国で一躍、注目を集めているのが、故毛沢東主席の孫で軍人の毛新宇氏(39)だ。 毛主席の次男の故毛岸青氏と、女性作家で中国撮影家協会主席を務めた故邵華氏との間に生まれた、正真正銘の“サラブレッド”で、現在は軍事科学院の戦争理論・戦略研究部の副部長を務める。 最近、香港紙などで「大佐から少将に昇格した」と異例のスピード出世が報じられ、存在がクローズアップされた。この報道をめぐっては、26日付の中国紙が、本人が否定したと伝えているが、いずれ昇格するのは確定的とみられている。 新宇氏は10月1日に北京で行われる軍事パレードにも参列を招請されているという。「英雄の孫」だけに、建国記念日に向けたシンボリックな意味合いもありそうだ。