指定暴力団工藤会(本部・北九州市)トップで総裁の野村悟容疑者(67)が、1998年に同市で起きた漁協の元組合長射殺事件に関与したとして、福岡県警は11日、野村容疑者を殺人などの疑いで逮捕し、発表した。ナンバー2で会長の田上(たのうえ)不美夫(ふみお)容疑者(58)も殺人などの疑いで指名手配した。 16年前の事件で実行犯らの有罪がすでに確定しているが、捜査当局は、野村容疑者ら最高幹部が事件に関与したことをほのめかす新証言を関係者から得て、立件した。 発表によると、野村容疑者らは共謀し、98年2月18日に同市小倉北区の路上で起きた脇之浦漁協(同市若松区)の元組合長(当時70)射殺事件に関与した疑いがある。県警は認否を明らかにしていないが、野村容疑者に接見した弁護士によると「身に覚えがない」と否認しているという。 事件をめぐっては二代目工藤連… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続き
窪田順生氏のプロフィール: 1974年生まれ、学習院大学文学部卒業。在学中から、テレビ情報番組の制作に携わり、『フライデー』の取材記者として3年間活動。その後、朝日新聞、漫画誌編集長、実話紙編集長などを経て、現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌でルポを発表するかたわらで、報道対策アドバイザーとしても活動している。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に『死体の経済学』(小学館101新書)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)がある。 安倍晋三首相が自身のFacebookに投稿した「左翼の人達が演説妨害」というカキコミがちょっとした話題になっている。 事の発端は、先週末に行われた渋谷ハチ公前の街頭演説だ。 高い支持率をキープする人気者見たさに多くの人が押し寄せ
福岡・東署の男性警部補(49)が捜査情報などを流した見返りに暴力団側から現金を受け取っていたとみられる疑惑で、警部補が受け取った現金とは別に、指定暴力団工藤会(本部・北九州市)などの暴力団関係者から無利子で金を借りている疑いがあることが捜査関係者への取材で分かった。多額の金銭のやり取りで暴力団と深く癒着していた可能性があり、県警は収賄容疑などの立件も念頭に、暴力団関係者からも事情を聴いて慎重に調べる方針。 捜査関係者によると、警部補は今年3月ごろ、工藤会関係者が起こした恐喝事件で相談を受け、示談を勧めるなど助言した見返りに現金数十万円を受け取ったほか、捜査情報を流した見返りに指定暴力団福博会(本部・福岡市)の関係者から数十万円を受け取った疑いがある。 警部補は毎日新聞の取材に疑惑を全面否定したが、捜査関係者によると、県警の任意聴取には授受を認め、一部は「返した」などと説明したという。警部補
暴力団犯罪捜査を担当した福岡県警元警部が今年4月に銃撃されるなど、暴力団情勢が悪化している北九州市に特別派遣される警視庁第5機動隊の出動式が26日、新宿区であり隊員150人とパトカーなどの捜査車両24台が現地に向かった。6月上旬まで警戒や検問に当たる。警視庁からの派遣は初。 福岡県警は元警部が指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の捜査に長年携わっていたことなどから、工藤会が銃撃事件に関与した疑いが強いと判断。既に殺人未遂容疑などで本部事務所などを家宅捜索している。 出動式で永家均隊長は「相手は暴力団。少しでも福岡の人に安心してもらうんだという気持ちで活動してほしい」とあいさつした。警察当局によると、銃撃事件発生後、警察官延べ900人以上が福岡県に派遣されたことになる。【岸達也】 〔都内版〕
福岡、福井両県警は12日、福井県おおい町の関西電力大飯原発改修工事に労働者を「偽装請負」で不正派遣したとして▽福井県敦賀市、太平電業福井地区営業所長(当時大飯事業所長)、一瀬秀夫(58)▽京都府舞鶴市、高田機工社長、富田好(59)▽北九州市若松区、ドリーム(当時総進工業)役員、池上加奈枝(36)の3容疑者を職業安定法違反容疑で逮捕した。 両県警は、労働者の派遣元となった総進工業の役員だった池上容疑者が指定暴力団工藤会(北九州市)系組長の妻と確認しており、原発への労働者派遣が工藤会の資金源になったとみている。原発関連工事への労働者派遣を巡って暴力団の関与を視野に強制捜査するのは極めて異例。全国の原発労働のあり方に影響を与える可能性もある。 逮捕容疑は10年3月上旬~9月下旬、請負契約を装って総進工業社員の男性を大飯原発の改修工事に従事する労働者として派遣し、男性を太平電業の指揮下において改修
関西電力大飯(おおい)原子力発電所(福井県おおい町)の維持改修工事を巡る偽装請負事件で、職業安定法違反容疑で社長の富田好(よしみ)容疑者(59)が逮捕された高田機工(福井県高浜町)の会長(78)が、読売新聞の取材に応じた。 「我々の業界の商慣習のようなもの」と偽装請負を認めたうえで、指定暴力団・工藤会(本部・北九州市)系組長の妻、池上加奈枝容疑者(36)が社長を務めるドリーム(旧総進工業)から、原発以外の工事も含め延べ約1000人の派遣を受け、1人あたり1万8000円前後の日当を支払ったことを明らかにした。 事件では、太平電業福井地区営業所長(当時・大飯事業所長)の一瀬秀夫容疑者(58)と富田容疑者が職業安定法違反容疑、池上容疑者が同ほう助容疑で逮捕された。2010年3~9月、当時の総進工業が高田機工を通じて太平電業に作業員を派遣していたが、請負契約のように偽装して太平電業の指揮下で働かせ
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