深夜のインド・デリーに到着した。インディラ・ガンディー国際空港には、ホテルからの送迎車が用意されていた。それは、意外にもトヨタ自動車のカローラだった。中国のホテルでは、送迎にドイツ車のメルセデスやアウディを使うことが多い。 そう、インドではカローラは高級車なのだ。そして、インドのホテルが送迎にトヨタ車を使ったことは、この市場に乗り遅れ、「敗北」のレッテルを張られたトヨタの復活の兆しなのか。 それは奇しくも、私のインド調査の主要テーマだった。 「トヨタはインドで勝てるのか?」 トップ5にトヨタ車がない ご承知の通り、インドの自動車業界に君臨するのは、マルチスズキである。デリーやムンバイの街を見ても、日本でもお馴染みの「スズキ車」が突出して多い。 アルト、ワゴンR、スウィフト…。どこを見てもマルチスズキのクルマ、といった感じだ。あとは、韓国・現代自動車のサントロと後継モデルのi10、地元インド
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