2010年1月20日更新。Twitterよりの転載・改稿。 後藤和智「お前が若者を語るな!」は、その俗流若者論への批判の鋭さについては多分に評価するべき部分があると思うが「東浩紀の劣化コピー」*1であるぼくとしてはdisっておかねばならない部分があるとおもうのでちょっとdisっておく。 後藤和智の宮台真司や東浩紀の若者論に対する批判は、その実証性のなさを突いた部分は理解/評価できるが、なぜそのようなものが当事者世代の一部にも受け入れられ、熱心なビリーバーを産んだかについて言及していないところに議論としての欠落があるように思える。後藤の批判はそれが若者世代の「敵」――具体的には年長世代の攻撃の具となっている、というところに焦点がおかれており、肝心の若者自体がどう感じているかについての客観的な視座が欠落している。このため、世代論ビリーバーの動きを捉えられないか無視しているのだ。宮台や東の俗流的