世界で一番カッコイイ人間になる自信はありますーーKO-JI ZERO THREE、3年6ヶ月ぶりとなる両A面シングルを配信スタート
大阪を拠点に活動を続ける男性ヴォーカリスト、KO-JI ZERO THREEが、3年6ヶ月ぶりとなる両A面シングル『THE MAN FROM NOWHERE』をリリース。それにあたり、2月10日より、8日連続(!?)でリリース・パーティを決行!! ロック、レゲエ、ヒップホップ、エレクトロ、ドラムンベース、タトゥーなど、ジャンルレスに活動してきた彼だからこそ可能なブッキングで怒濤のリリース・パーティを開催中だ。OTOTOYでは、昨年末に先行で「FIRE BALL」のフリー・ダウンロードを行なってきたが、このたび「またいつか」とともに配信スタート!! そして、KO-JI ZERO THREEにメールインタビューを実施した!! やることに躊躇のない彼の想いとサウンドにぜひ触れてみてほしい。
3年ぶりの両A面シングル『THE MAN FROM NOWHERE』を配信開始
KO-JI ZERO THREE / THE MAN FROM NOWHERE
【配信価格】
mp3 : 単曲 200円 / まとめ価格 400円
1. FIRE BALL
2. またいつか
INTERVIEW : KO-JI ZERO THREE
初のソロ音源ではKj(Dragon Ash)をプロデューサーに迎え、2009年に公開された映画『クローズ ZERO』では劇中歌「loud」に金子ノブアキ(RIZE)らと参加。第一線で活躍するアーティストたちと共演を果たしながら、活動の幅を広げてきたKO-JI ZERO THREEが3年6ヶ月ぶりとなる両A面シングルをリリースした。同タイミングで、8日連続でリリース・パーティを行なうなど、思いついても簡単にできないことを行い、意欲的に活動するKO-JI ZERO THREEにメール・インタビューを決行。そこには大きな意思があるかと思いきや、自分の可能性を広げるために、まわりのアイデアや意見を受け入れるという言葉が返ってきた。一体、KO-JI ZERO THREEとはどのような男なのか。その一面を読み取っていただきたい。
インタビュー&文 : 西澤裕郎
僕にとってアメ村はエネルギーを一番感じれる街だと思います
ーーKO-JI ZERO THREEさんが、音楽をはじめたきっかけを教えてください。
KO-JI ZERO THREE(以下、KO-JI) : 女の子にモテたいと思ったからです(笑)。
ーー(笑)。では、影響を受けたと思う音楽やアーティストはいますか?
KO-JI : … ないです(笑)。
ーーそれは意外な答えですね(笑)。プロフィールに「バンドだけでは表現できなくなってきた自らの内に秘める言葉を吐き出すために「KO-JI ZERO THREE」のソロ活動でもマイクを握るようになる」と書かれていますが、ソロ活動だからこそ吐き出したいものというのは、どういうものなのでしょう?
KO-JI : ソロ活動だから吐き出したいものがあるというのは、ちょっと意味が違くて。単純にラウドなバンドにメッセージを詰めるということは僕にはできない。最近は、いろいろなアーティストの歌詞も書くようになっているんですけど、僕の中では詩を書くということと歌をうたうということは違うものだと思っています。そのなかで、ソロ活動というのは一番それ(吐き出したいもの)を近づけられるものだと思っています。
ーー本作では、人生に対してくじけそうになりながらも、前向きに生きていくことを感じさせるリリックを強く感じます。そうしたリリックは、KO-JIさんご自身の体験を元に書かれていらっしゃるのでしょうか。
KO-JI : 自分をモデルにはしていません。嫌なことが多い人生にあって、自分を奮い立たすために、誰かに言ってほしいことってあると思うんです。ただ、それを自分の心の中で言っても自分には響かない。それを音楽にすることで客観的にも自分の心に入るし、歌うことで引くに引けない状況を自分に作ることができると思って書いています。
ーー昨年10月頃に大阪アメ村にいったとき、深夜になっても街に若い人たちが沢山いて活気を感じました。東京では、各街のパワーというのを感じることが少なくなったので、とても新鮮な気持ちでした。大阪を拠点に活動することは、KO-JI ZERO THREEさんにどのような影響をもたらしていると思いますか?
KO-JI : エネルギーという目に見えないものがこの世の中に本当にあるとするなら、僕にとってアメ村はそれを一番感じられる街だと思います。大阪も昔より活気もなくなりましたが、自分にとっては活力になっています。そこにいながらも、もっと広い場所に届けられるようにしたいと思っています。
自分の可能性を自分ひとりで決めてはいけない
ーー本作のトラックは、攻撃的というか、ヘヴィーな音作りになっていますが、曲の制作はどのようにして行なわれるのでしょうか。KO-JI ZERO THREEさんのなかに、楽曲の青写真や設計図があって、それをもとにトラックメイカーの方に指示して行なわれるのでしょうか。
KO-JI : 音源をリリースする予定の曲については、ポスターとかPVとかライヴとか全部を想定して作っています。「こういうライヴをしたいから、こういう曲を作る」という感じです。もちろん、歌詞とかメロディというのは断片的に生まれるのですが、それをストックしておいて、曲の全体像が見えたときにはめ込んでいく感じですね。だから変な話、よくも悪くもいつも想像通りです。
ーーGNz-WORDと、BIG MIC KILLERZという、それぞれ手法の違う音楽もされていますが、KO-JI ZERO THREEさんにとって、音楽というものはどういうものでしょう。例えば、伝えたいことがあって、音楽はそのひとつの手段という方もいますが、音楽をすることをどのように捉えてらっしゃいますか。
KO-JI : 仕事です(笑)。伝えたいことがあるわけでもないし、自分の考えとか自分の生き様を世の中に分かってくれとか、そんなことも思わないです。ただ、音楽を作るのが好きなので作っているだけです。さまざまな手法でやっているのは当たり前のことだと思っていて。いろんな音楽を聴いてきたので、例えば、誰か演歌歌手の方に曲を創りたいとさえ思います。そういう考えが自分の中にあるから、さまざまな音楽ができるのだと思います。
ーー音楽は世界や社会、自分のまわりのものを変えられると思いますか。
KO-JI : 世界は変わらないし、変えれないです。ただ、自分のことは変えられると思っています。そしてひょっとしたら、僕の音楽を聴いてくれた人の人生を、少しくらいは変えられるきっかけにはなるかもしれません。
ーープロジェクト「8songs」で、アイドルのEspeciaの冨永悠香さんとコラボされるということですが、アイドルとコラボすることで気づいたことなどがあったら教えてください。
KO-JI : 自分の中でこういう曲を作れるということに気づきました。そして悠香ちゃんがカワイイと気付きました(笑)。「アイドルでも頑張っている子がいる」みたいな謳い文句にする気もないし、基本的にそこに興味はないですが、やってみて悠香ちゃんという友達が自分の人生にできたことは財産だと思っています。
ーー最後に。KO-JI ZERO THREEとして、これからどのような活動をしていきたいと思いますか。
KO-JI : 自分の中でそれを決めてしまうと、たぶん僕はなにもできない。だから、周りにKO-JIはなにができるか考えてもらいたいし、KO-JIならこれができるということを提示してもらいたい。自分の中でそれが納得できるものであれば、別に明日からサーファーになってもいいです(笑)。でも、それくらいアーティストというのは、自分の可能性を自分ひとりで決めてはいけないと思っています。正直、僕は自分自身だけの考えだけでは可能性が狭くなってしまうと思っていて。それをファンやスタッフに導いてもらえるとするならば、世界で一番カッコイイ人間になる自信はあります。
リリース・イベント「8DAYZ」を全8日間ぶっ通しで開催中!!
KO-JI ZERO THREE『THE MAN FROM NOWHERE』RELEASE PARTY
「8DAYZ」
日時 : 2014年2月10日(月)〜17日(月)までの毎日開催!!
関西ストリートシーンにて、絶大な影響力を誇るKO-JI ZERO THREEがまたまた無茶苦茶なことをします! 2月に発売される3年ぶりの両A面シングル、「THE MAN FROM NOWHERE」のリリース・イベントを全8日間ぶっ通しで開催! ジャンルレスで生きてきた彼だからこそ出来る豪華なメンツが集結! 日を変える事にイベントの色が激的に変化し、ロック、レゲエ、ヒップホップ、エレクトロ、ドラムンベース、タトゥーなど、オーバーグラウンド、アンダーグラウンド問わない強烈な「8 DAYZ」がいよいよ幕を開ける!
PROFILE
KO-JI ZERO THREE
5MC+1singer UNIT 「BIG MIC KILLERZ」(ビッグ・マイク・キラーズ)の中心的存在であり、ROCKバンド「GNz-WORD」(ガンズワード)のボーカリスト。
10代の頃から様々なバンド・ミュージックを吸収し、自らもバンド結成しマイクを持ち出した19歳の頃から、作詞・作曲・アレンジ、歌入れなど全ての音楽制作に携わるスタンスは、現在も変わらぬスタイルとなっている。2005年まではGNz-WORDのボーカルとしての活動だけであったが、その頃よりバンドだけでは表現出来なくなってきた自らの内に秘める言葉を吐き出す為に「KO-JI ZERO THREE」のソロ活動としてもマイクを握るようになる。2008年12月17日、楽曲プロデューサーにKj(Dragon Ash)を迎えたKO-JI ZERO THREE初のソロ音源『ESPERANZA』の発売を機会に活動の範囲を大幅に広げ、2009年に公開された映画「クローズ ZERO」劇中歌「loud」にて金子ノブアキ(RIZE)らとの楽曲参加、また2012年7月にリリースされたPES(RIP SLYME)の楽曲「楽しんでいたいだけなんだ」にも楽曲参加するなど、多くのアーティストと名曲を世に送り出し続けている。
KO-JI ZERO THREE OFFICIAL SITE