いろいろな人生や風景を垣間見るような1stアルバムーー南壽あさ子の世界が360°見える『Panorama』をひも解く
2013年のメジャー・デビュー以降、47都道府県ツアーで直接歌を届けるだけでなく、CMソング歌唱、ナレーション、ゲーム音楽挿入歌と声優挑戦など、さまざまな形でその声を広め今や全国区の活躍を見せている南壽あさ子。待望のメジャー1stアルバム『Panorama』にはこれまでのイメージを一新するビジュアルと新たなチャレンジから生み出された楽曲により、また1つ新たな扉を開けた彼女がいる。透き通っていながら芯の通ったその歌声同様、凛とした姿で音楽シーンの中に立つ南壽あさ子が、今見渡している景色とはどんなものなのだろうか。アルバムの配信とともに、インタヴューで本作をひも解いた。
待望の1stアルバムを配信スタート
南壽あさ子 / Panorama
【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC : 単曲 257円 / まとめ購入 2,160円
【Track List】
1. サンセット・サイドストーリー
2. わたしのノスタルジア
3. 少年たち
4. どんぐりと花の空
5. みるいろの星
6. それがいいな
7. パノラマライン
8. かたむすび
9. PASSWORD
10. ちいさなラズベリー
11. ペーパームーンへ連れ出して
12. やり過ごされた時間たち
INTERVIEW : 南壽あさ子
ーー待望のメジャー1stアルバムとなりますが、手応えはいかがですか?
南壽あさ子(以下、南壽) : アルバムを作るのがこんなに楽しいとは思わなかったです。シングルの3作品は、自分の世界観を点で表現していたところがあるんですけど、今回は12曲作れるということで、色々挑戦もできたし、遊び心も盛り込めました。それでいてシンプルなピアノと歌という今までの形もちゃんと表現できたので、すごくいいバランスになったと思います。それと、夏にアルバムを出すのも初めてなんですよ。インディーズで『Landscape』を出したのも冬だったので。夏に爽やかに聴いてもらえるアルバムとしても、すごく満足しています。
ーーアルバムの制作にはいつ頃から着手し始めたんですか?
南壽 : ずっと構想はあったんですけど、具体的に話し始めたのは1月末とか2月くらいからですね。2月後半からはもうレコーディングに入っていました。
ーーいろんな曲に挑戦できるという意味では、昔のストック曲を集めたというよりは、白いキャンバスに描いて行ったような感じですか?
南壽 : 最初は自分が持っている曲から出して行くつもりではあったんですけど、新しい曲も書いていったので、ライヴでまだ披露していない曲が5曲、ライヴではやっていて作品にはしていなかった曲が4曲くらいありますね。もともとアルバムに向けて新曲を書くことにはなったんですけど、それがまったく気負わなかったというか。アルバムを作るというのはすごく力のいることだと思っていたんですけど、向かっていく気持ちもありつつ、力を抜いてリラックスして作れましたね。
ーー南壽さんは全国各地にライヴへ行かれていると思うんですけど、今回の曲作りはちゃんと家で作る時間は取れたんですか?
南壽 : そうですね。曲を書く段になると家にはいるんですけど、1曲目の「サンセット・サイドストーリー」は広島の鞆の浦(とものうら)にある仙酔島(せんすいじま)という所のことを題材にしていて。2013年の2月に行ったんですけど、そこの夕陽がすごく綺麗で、家に帰ってからも忘れられなくて歌にしたんです。以前は空想の中か、昔見たかもしれない風景を思い浮かべながら書いてたんですけど、この曲は初めて旅の中で見た具体的なものを書こうと思った曲です。
ーー例えばメジャー・デビュー曲「わたしのノスタルジア」は通学路を歩いていたときのことを思い出して書いたとおっしゃっていましたけど、そのときに見た情景から曲を書くのと、実際に旅の中で見た情景から着想を得て曲を書くのは、違う体験だったんでしょうか。
南壽 : 「わたしのノスタルジア」のときはもう東京に住んでいて、だいぶ時間が経って記憶が薄れてきている中でのイメージで書いているんですけど、「サンセット・サイドストーリー」は自分がライヴ活動をしながら行った旅先のことなので、そこに大きな違いはありますね。最初は旅先でよく、「いっぱい景色を見たからいっぱい曲が書けますね」って言われたりしていたけれど、今までと全然違う書き方になるので、どうかなと思っていたんですけどね。
ーー見た風景を曲にするときって、どんな書き方をするんですか?
南壽 : 歌詞については、そのまま写実的に書くというよりは、現実に見た風景と空想の中で小説みたいに話を膨らませていくという、あくまでも題材として使うイメージなんですよ。メロディはそこから風景が浮かんでいるのでイメージはあるんですけど、うまくハマるかというのがむずかしいですね。ただ見えているものがあるのでそこにマッチしたメロディが生れたら本当に楽しいです。今回はそれが両方上手くいったのでよかったと思います。
ーー風景の後ろで流れている音楽を書いているイメージと、その風景自体を音で表現しているイメージ、どちらが近いですか?
南壽 : ああ、それは後者ですね。2つとも微妙に近いとは思うんですけど、そこに流れているというよりは、その風景を音で表現しているという方が近いですね。私の頭の中ではその音が流れてくるというか。
ーー当然、それを表現するには、自分の引き出しや技術が多い方が曲を書きやすいんですよね。
南壽 : きっとそうだと思います。でもそんなに引き出しがあるわけじゃなくて(笑)。本当に、想像力だけですね。波がひいては寄せて、というのをピアノの中で自分なりの表現でやるしかないので。だからこのアルバムの中でもそんなにむずかしいことはしていないんですけど。
面白かったですね、その困難に立ち向かうのが(笑)
ーー「サンセット・サイドストーリー」と一番遠いような表現方法をとった曲を挙げるとしたら、どれになりますか?
南壽 : それはもう、「かたむすび」ですね。「サンセット・サイドストーリー」だけじゃなく、これまでのやり方と真逆です(笑)。先に詞があって、後から自分でメロディをつけるということも完全に初めてだし、作詞家さんに書いてもらったのも初めてで。「それがいいな」も書いてもらったんですけど、これは私がもともと作っていた曲に詞を乗せてもらったので、後から自分が理解をすればよかったんです。「かたむすび」は詞が先に出来て、これをどうやって曲にしようか、というのがあったのですごくむずかしかったですけど、アルバムの中でも何か1つチャレンジをしたかったので。
ーー作詞の山田ひろしさんとは今回が初めての作品作りだったんですか?
南壽 : はい、初めてお会いしました。当時のディレクターさんが、合うんじゃないかということで引き会わせてくれたんです。私の小さい頃のアルバムとか映像を見てもらっていろいろな話をしました。「3歳から5歳くらいまでの写真を持ってきてください」って言われたんですよ。そのくらいの時期が一番、山田さんにとっては何かわかるそうで。見せているうちに、私の父と私の関係が気になってきたようで、発表会で一緒にピアノで連弾している姿が写真にあったので、そこに着目して頂いて。そこから詞が生まれたんです。
ーー今まで何回か取材させて頂いて、おじいさんのことはプロフィールに出てきたりしましたけど、お父さんのことはあまり出てきたことがなかったので、そこに着目されたというのはおもしろいですね。
南壽 : 自分で詞を書くと、家庭のこととか私情を挟まないじゃないですか(笑)? わりと風景とか空想の中で書き上げてしまいがちなんですけど、山田さんはその世界観をすごく買っていてくれていたというか、「今のままで充分素敵だと思います」って言ってくれていて。じゃあ今回どうするかとなったときに、第三者が入ることで、私が持っている他の部分を引きだせたらということで、あえて家族とかそういう踏み込んだところまで話を訊いてもらったんです。おじいちゃんのことがプロフィールに入っていることも、風景画家だったというのはたまたまだったと私は思っていたんですけど、人から見たらそういう風景を見てきたり絵に親しんできたというのが、つながっているんじゃないかと言われて、それが私自身の気付きにもなったんです。今回山田さんと話していくうち に、父が音楽が好きで、私が赤ちゃんの頃から洋楽などを色々流していたということと、お父さん自身ピアノも弾くので、音楽に触れあう機会を作ってくれていたというのを改めて感じましたね。
ーーカウンセリングみたいな感じだったんですね(笑)。
南壽 : 本当にそんな感じでしたね(笑)。カウンセリングのように紐解いていく感じで。会って間もない人に、自分の生い立ちをそこまで話すことってないですけど、それが逆に話しやすかったりもして。フラットに聞いてくれるしすごく興味を持ってくれて、昔のビデオとかもたくさん見せたので、もう他人とは思えないと山田さんにも言われました(笑)。
ーーどんなビデオを見てもらったんですか?
南壽 : ピアノを弾いてるのもそうなんですけど、本当になんでもないホームビデオというか、小さい頃に公園で遊んでいたりとか、家でブロックで遊んでいるものとか。あとは歌を歌っていた映像もありましたね。
ーーもう小さいときから歌っていたんですね。
南壽 : はい、はっきりと歌っていました。1歳になるちょっと手前くらいで、もうKANさんの「愛は勝つ」を歌っていました(笑)。
ーーえぇ!? 歌えるんですか1歳の子が(笑)。
南壽 : まあ歌う真似というか(笑)。
ーーご自分でもそれを見るまでは認識はなかったんですか?
南壽 : すごく好きな曲だったことは覚えていて。でも見てみると思ったより歌えてるなと思ってビックリしました(笑)。
ーーそういう映像を見て山田さんが詞を書いた、と。
南壽 : そうなんです。ただ私だけの話というよりは、「かたむすび」は娘が結婚して巣立っていくようなストーリーになっていて、娘を持った父親だったら考えてしまうような不器用な父の話なので。きっと色々感じてもらえるんじゃないかなと思います。
ーー南壽さん自身は歌詞をもらったときにどう感じました?
南壽 : 最初は、まずその視点にビックリしましたね。娘からお父さんという視点だったらああそうか、と思うんですけど、それがお父さんの主観で書かれていたので。それを女性が歌うというのは今まであったかなって。それがすごい新鮮で、聴く人も新鮮に聴こえるんじゃないかと思いました。
ーーやっぱり南壽さんの作品の中では色が違う曲ですよね。さらにその詞の状態から南壽さんが曲を作るというのも。
南壽 : そうですね。しかも詞がある段階でこれはアルバムリード曲というのも決まっていたので。面白かったですね、その困難に立ち向かうのが(笑)。
ーー実際にその壁を乗り越えて行くのには苦難がありましたか?
南壽 : たぶん、そういうのが好きみたいで(笑)。どうしようかなと言いつつ、1日で書いてしまったんですけど。ただそこから、デモを作ってアレンジャーさんに渡して聴いてもらって。いつもメロディ先行だったので当たり前のように詞がハマっていたんですけど、詞の言葉の数が字余りとか字足らずとかいうところがすごい苦戦しましたね。自分(の歌詞)だったら「この言葉変えよう」なんてできるんですけど、言葉ありきで考えて行くとむずかしくて。細かい微調整というか、より歌詞が伝わるようにメロディを本当に細かく変えて行ったりして。そこからの作業はわりと長かったんですけど。でも磨かれていくのがわかったというか。
ーー今までのアプローチと「かたむすび」が違うのは、他の人のリズムに対してメロディをつけて、そこからさらに磨き上げるというところだと思うんです。だから聴いていても他とは違う感じがしますね。
南壽 : もしかしたら今後はそういうアプローチで自分でも作れるかもしれないし、こういう過程を踏めたことが私の財産になったと思います。最終的には山田さんも立ち会いながら、譜割りとかメロディのことも一緒に考えてくれたりして。そういう中ですごく信頼関係が出来ていたので、ただ私が詞をもらって曲を付けて出します、というだけじゃなくて、ちゃんと理解しあいながら意見を言いながら作れたのはよかったなと思います。
色んな人生や風景を垣間見るようなアルバムになったらいいな
ーー初期のインディーズの頃にはチームがしっかりとあって、湯浅(篤)さんとかかくた(みほ)さんとがっぷり四つでしたが、今回も湯浅さんは参加しているんですか?
南壽 : 今回は「パノラマライン」で協力して頂いて。もともと作っていた3作のシングルは全部湯浅さんなんですけど、なのでそこも1つ新しいところで、ずっと湯浅さんと1つの部屋の中で完結していたものを少し広げて、自分も新しい出会いをしながら新しい人の意見を聞いたりして湯浅さんのところに帰ってきたというか。今回大部分を一緒にアレンジしてくれたピアニストの酒井ミキオさんという方がいらっしゃって、酒井さんは引き出しはいくらでもあるけれどそれがただのアレンジじゃなくて、果たして私らしいかというところをずっと考えて、「こういう風にもできるけどあえて弾かない」とか、どこに注視するかということを一緒に考えましたね。シンプルなよさというのをお互いわかっていたので。でも私が弾いたことのないような弾き方もたくさん教えてくださったので、それは毎日いい勉強になりました。
ーー少しずつ関わる人も増えてきましたね。TK(凛として時雨)さんとの「みるいろの星」は最初訊いたときはビックリしたんですけど(笑)、これはどういう経緯で実現したんですか?
南壽 : みなさんにビックリされたんですけど(笑)、シングル3作目のときに生のバンドサウンドでやってみたらいいんじゃないかという話が出たときに、スタッフさんの中でTKさんはどうかなという話になって。私はそれまではお会いしたことはなかったんですけど、インディーズの頃から曲を聴いてくれていたみたいで。これも初挑戦の部分ですね。それまではすごく(曲の)隙間を大事にしてきたというのもあったんですけど、この曲は人が生まれたり亡くなったりしていく輪廻転生をテーマにしていて、渦巻いていくようなサウンドにすごく合っていたので、この曲ができたときには感激しました。単に音数が多いというよりは、ちょっと宇宙空間に連れて行ってくれるような感じの曲だなって思いましたね。
ーー他には今回のアルバムを作るにあたっての新しい試みはありますか?
南壽 : WORLD STANDARDの鈴木惣一朗さんにプロデュースして頂いていて、「ペーパームーンへ連れ出して」「ちいさなラズベリー」「少年たち」を一緒に作りました。いつもビクタースタジオでマスタリングをしているんですけど、そこのエンジニアさんが「絶対合うから」ってつないでくれたんですけど、惣一朗さんのアレンジのもと、バンドで一緒にスタジオに入って音を出して、「もっと弾かなくていいんじゃない?」とか言いながらパッと録ってみたりとかしました。スタジオの中に人がいて作るというのは根本的なやり方だと思いますが、私はいつも1人だったので、バンドで作るよさを知った感じでしたね。その1人じゃない感じ、温度がこの3曲はすごく伝わると思います。
ーーたしかに、今までは南壽さんが凛と立っている感じがありましたよね。
南壽 : 孤独というか(笑)、私プラス誰か1人アドバイザーのような、提案してくれてそれを形にしてくれる人がいて、その中で作っていることが多くて。さきほど話したピアニストの酒井さんも、アレンジを考えてくれて実際には私が演奏しているという形なんですけど、惣一朗さんの場合は惣一朗さんのいつものバンド・メンバーがいて、その方たちと一緒に音を出す喜びを感じていましたね。
ーー今回は本当に作品作りにじっくり取り組めたんですね。
南壽 : そういう時間を与えてもらえたのも嬉しくて。これまでの作品は、常に旅をしているのでその合間に録って行くような作業だったんですけど、今回は制作期間という形でそれだけを考えてじっくり作ったので、かなり濃密にいい時間を過ごせたし、それがパッケージされていると思います。
ーータイトルを『Panorama』にしたのはどんな理由ですか?
南壽 : 前作の『Landscape』からの流れもありつつ、風景を表現したいというのが基礎にあって。この曲たちは色んな場面で生まれているので、色んなところにいるどこかの誰かの人生の一コマというかどこかの場所の風景を切り取った12曲だと思っているんです。『Panorama』って360度の全景、広い世界、視野という意味もあるんですけど、パッパッって連続して移り変わる光景という意味もあるらしくて。そういう色んな人生や風景を垣間見るようなアルバムになったらいいなと思ってこのタイトルにしました。
ーーアートワークについても教えてもらえますか?
南壽 : 今回もかくたみほさんに写真を撮って頂いて、デザイナーの方も同じなんですけど、スタイリストさんとメイクさんが新しい方になったり、芯を持ちつつ、過去から知ってる人と現在を知って未来を見て行く人とが合わさったことで、自分も進みやすくなったというか。あとは通常盤のジャケットに絵が飾ってあるんですけど、これがおじいちゃんが描いた絵なんです。個人的にはコラボレーションできてすごく嬉しかったですね。
ーーリリース後はまた全国47都道府県ツアーをやるんですよね。
南壽 : 今回は6月24日から11月3日までで、前の全国ツアーよりは期間は長めなんですけど、週の後半に旅に出て行くような感覚なので、よりたくさんの人に聴いてもらえると思います。途中夏休みも挟みますし。色んな年代の方に聴いてもらいたいので、場所もライヴ・ハウスもあればみんな来やすいカフェとかインストア・ライヴもあって、なるべく前と同じところに行って、ちゃんと帰ってくるという形を取りながら。インストア・ライヴにはご家族で来て欲しいですね。「かたむすび」はお父さんたちにも聴いて欲しいですし、娘さんとか色んな人に見つけてもらえたらいいなと思います。
インタヴュー : 西澤裕郎
構成 : 岡本貴之
写真 : 雨宮透貴
南壽あさ子の過去作はこちら
LIVE INFORMATION
南壽あさ子 47都道府県(The second lap)
"P a n o r a m a “ Tour 2015
2015年6月24日(水)@茨城県・土浦 ニコニコ珈琲
2015年6月25日(木)@新潟県 Live Hall GOLDEN PIGS YELLOW STAGE
2015年6月27日(土)@岩手県・北上 American WAVE
2015年6月28日(日)@宮城県・仙台 SENDAI KOFFEE.CO
2015年7月4日(土)@栃木県・那須高原 Garden House SARA
2015年7月5日(日)@静岡県・磐田 R食堂
2015年7月10日(金)@和歌山県 CLUB GATE
2015年7月11日(土)@京都府 SOLE CAFE
2015年7月12日(日)@岐阜県 CLUB ROOTS
2015年7月16日(木)@奈良県 NEVERLAND
2015年8月21日(金)@埼玉県 西川口 Live House Hearts
2015年8月23日(日)@三重県・四日市市 radi cafe apartment
2015年8月29日(土)@滋賀県・桐生キャンプ場 寝待月ノショー
2015年8月30日(日)@兵庫県・神戸市 BO TAMBOURiNE CAFE
2015年9月4日(木)@宮城県
2015年9月17日(木)@愛知県
2015年9月19日(土)@岡山県
2015年9月20日(日)@広島県
2015年9月22日(火)@福岡県
2015年9月23日(水)@大阪府
2015年9月26日(土)@石川県・金沢 もっきりや
2015年10月3日(土)@長野県・松本 Sound Hall a.C
2015年10月4日(日)@山梨県・甲府 ハーパーズミル
2015年11月3日(木)@東京都 Tour Final
PROFILE
南壽あさ子
物心つく前から歌うことに心奪われた彼女は二十歳になり本格的に作曲活動をはじめ、 2012年6月に『フランネル』でインディーズ・デビュー。 風景画家の祖父や70年代の音楽に影響を受けながら独自の世界観を生み出すその作風は、 だれもが何処か懐かしい情景や心象風景を思い起こし、 その透明感あふれる唄声とシンプルなピアノによっておおくの人の心を掴んで離さない。
2013年10月には『わたしのノスタルジア』でメジャー・デビュー、 この曲が全国ラジオパワープレイを40局以上獲得しこの月の邦楽・洋楽OA回数1位となる。
ひとつひとつていねいに唄い届けることをモットーにし、「Nostalgia」ツアーでは全47都道府県をまわり、 赤坂BLITZにて大成功のうち旅を完結させる。 その声の魅力が支持され、積水ハウスシャーメゾンのCM「積水ハウスの歌」、 ポッキーのラジオCM「ポッキー / 話そうよ篇」の歌唱を担当。 2015年はアステラス製薬の企業CMナレーションにも大抜擢、 さらにはオンラインRPGゲーム「ブレイドアンドソウル」で挿入歌の歌唱、声優に初挑戦するなど、 今後も彼女の活躍から目が離せない。