ダサ過ぎてカッコよくなればいい!!ーー日高央と越川和磨に訊く、THE STARBEMSがBPMをあげるアティテュードとは?
元・BEAT CRUSADERSの日高央を中心に、元毛皮のマリーズの越川和磨などを迎え、2012年に結成されたパンク・バンド、THE STARBEMSが、徳間ジャパンに移籍後、初の作品となる2ndアルバムを配信スタート!! ベーシスト・寺尾順平の脱退を経て、ハードコアな楽曲だけでなく、BEAT CRUSADERSに通じるようなメロディックな楽曲なども収録された本作は、過去も現在もありのままに受け止めることによって完成した傑作。ポップ・ミュージックでありながら、パンク・ロックを刷新する、ダサすぎてカッコよくなればいいという、ある意味で振り切れた今作はどのように制作されたのか? バンドの中心人物である日高と越川へのインタヴューを行ない、作品の背景に迫った。また、本作を機に、徳間ジャパンの音源配信が開始する!! OTOTOYが新しい音楽との出会いの場になることを願って、まずはTHE STARBEMSの作品をお楽しみいただきたい。
徳間ジャパン移籍第1弾となる2ndフル・アルバムを配信開始
THE STARBEMS / VANISHING CITY
【価格】
ALAC / FLAC / WAV / mp3 単曲 257円 / アルバム 2,100円
【Track List】
1. Working Youths
2. Sublime
3. Let Lights Shine
4. Vanishing City
5. The Midnight Sun
6. Pitfalls
7. Sweet Nothing Blues
8. Dinosaur Boy
9. Vengeance Sea
10. Everybody Needs Somebody
11. Burning Heart
12. Pig Ministry
13. Evening Star / Morning Star
オトトイの学校に日高央が登場!! 定員間近!! お申し込みはお早めに!!
伊藤英嗣×日高央のもう英語詞はこわくない! (洋楽編) 〜ザ・モンキーズからアークティック・モンキーズまで〜
期間 : 2014年11月20日(木) 20時00分〜 (全一回)
受講料 : 2,500円 (税込)
出演者 : ナビゲーター : 伊藤 英嗣(クッキーシーン編集長)、日高 央(THE STARBEMS)
2014年7月に開催された「伊藤英嗣×日高央のもう英語詞はこわくない! 」が洋楽編として帰ってきた!! 前回は日本人アーティストの英語詞について、伊藤英嗣(クッキーシーン編集長)と日高央(THE STARBEMS / 元BEAT CRUSADERS)が読み解き、その変遷に迫りながらしゃべり倒しました。今回は、海外アーティストの英語詞を対訳しながら、アーティストや曲の背景を掘り下げていきます。対象アーティストは、日高が小学2年生のときに衝撃を受けたというザ・モンキーズから、伊藤がさかのぼること10年前に3時間を超える密着インタヴューを敢行し、今年のサマーソニックではヘッドライナーも務めたアークティック・モンキーズまで。洋楽のことを語らせたら誰にも止められない2人のトーク・セッション。本には書いてない豆知識と考察を聴けるチャンス!! 売り切れ必至のため、お見逃しなく!!
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INTERVIEW : 日高央、越川和磨(THE STARBEMS)
インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
10年後20年後振り返って、超ダサいな俺たち!! ってところを目指している
ーー『VANISHING CITY』は、新体制のTHE STARBEMSにおける初作品となります。差し支えない範囲でいいので、寺尾(順平)さん脱退の理由から教えていただけますか?
日高央(以下、日高) : いや、全部言えますよ(笑)。そもそも彼は、はっぴいえんどなどが好きな横ノリのベーシストだったんですよ。今年始めくらいから「もうちょっとBPMを上げた曲をやりたいね」ってバンドで話をしていて、そうなるとベースも基礎練からやり直さないと難しかったので「じゃあ一回休もうか?」って形になって。だから、何年かしたらまた合流するかもしれないし、ケンカ別れっていうわけじゃないんですよ。
ーーそうなんですね。変に邪推してしまい、失礼しました(笑)。BPMをあげたいって話が出ましたけど、いまだに僕はTHE STARBEMSがラウドなパンク・ロックをやっている理由がわからなくて。日高さんはモンキーズやラフィンノーズを中心に80年代~現在の音楽にも精通していて、なおかつマネージメントとか音楽業界のこととかもわかってる。さらに「日高塾」という形でメンバーに音楽の歴史も教えているじゃないですか。西さんは西さんで、60年代70年代の音楽に造形が深い。つまり、いくらでも作る音楽の選択肢があるのに、なぜパンクを選んだのかなって。
日高 : ビークルのときから思ってたんですけど、ポップ・ミュージックって、よくも悪くも、そのときの旬であったほうがいいんですよ。だから、振り返って聴いたときに、すごいダサいか、すごいかっこいいかのどっちかだと思うんですよね。例えば、デビット・ボウイが『ジギー・スターダスト』を出したときのライヴ衣装とか、いま見るとありえないくらいダサいんですけど、ダサすぎてかっこよかったりする。たぶん、ビートルズだって、いまの10代から見たら、おかっぱ頭のおじさんたちがスーツを着ているって感じると思うんですね。そういう意味で、パンク・ロックもそこを刷新したい。たぶん、70年代後半とか80年代前半のパンクをやろうと思えばできると思うんですけど、そこを再現したいわけじゃないんですよね。そういう意味では、いましかできないパンク感。あるいは、10年後20年後振り返って、超ダサいな俺たち!! ってところを目指しているんですよ。そういう刹那感がある音楽っていうのは、一個の大きなテーマですね。
ーーそれこそ西さんは、ご自身の愛聴する60、70年代の楽曲から考えても、まったく違うことへの挑戦になるんじゃないかと思うんですけど。
越川和磨(以下、越川) : 僕は81年生まれなので、ちょうどAIRJAMムーブメントの真っ只中に高校生を迎えていたんですね。それこそメタルとかも聴いていたんで、耐性はあったっちゅうか。日高塾の話がありましたけど、本当の塾生はたぶん俺だけなんですよね。
ーーどういうことですか?
越川 : 例えば「80年代の音楽ってどういう雰囲気だったんですか?」って訊けば、すぐ教えてくれるし、運営のやり方もすごく勉強させてもらってます。世代でいえば一回り以上違っているんですけど、クロスする部分はあって、そのなかでもダカさんのポップな部分をみんなリスペクトしている。世代も違えば全然違うことをしてきた人間が集まっている根底には、日高央っていう人間がBEAT CRUSADERSで残したポップネスな部分に対するリスペクトがあって、そこをどう消化していくかっていうところをやっているんだと思います。
ーー言ってみれば、日高さんはBEAT CRUSADERS、西さんは毛皮のマリーズというバンドと、どうしても比較されてしまうと思うんですね。それを払拭させるような違う音楽をやろうという意識もあるのかなって思ったのですが。
日高 : そういう意味でいえば、1stアルバムはすごく気をつけていましたね。でも、今回からは気をつけなくていいかなと。かつてやっていたバンドを1番愛していたのはやっていた本人たちなんで。そういう意味では、なにを言われてもいいと思うようになりました。お客さんから、いくら好きでしたって言われても無駄というか、どうしようもできないから。今作は本当に素直にやろうと思いました。
ーー西さんは、そこに対してフラットに考えれていますか?
越川 : (解散後)いろんな方からお誘いはあったんですよ。例えば、マリーズみたいな音楽性のバンドで弾いてみてほしいとか。でも、それはやってもおもしろくないなと思っていて、逆に(日高さんからお誘いがあったとき)「BEAT CRUSADERS?」と思って。そっちのほうがおもしろいかもと思って振り切ってみたんですよ。だから、前のバンドのことを言われることもあるだろうなと最初から思っていて。全然そういう人のことを否定するつもりはないんですけど、自分がどこでなにをするかっていうのは自分で決めんといけないことで。だって4/4でバンドなわけで、その1/4の俺にそれを求めたってなにも生まれないというか。自分から出てる音は一緒なわけだから、別にパーソナルな部分はなにも変えてないし、変わっていない。そこは変えちゃダメだなと俺は思うんですよね。
年齢と反比例するBPM感が一個のアティチュード
ーーそうしたフラットな状態のなか、今作におけるTHE STARBEMSはどういうモードで臨まれたんでしょう。
日高 : いまのところは、90s後半のバウンシーなモードですね。いわゆるラップ・メタルみたいな。レイジ・アゲイスト・ザ・マシーンとか、KORN、リンプ・ビズキットとか。あの当時、俺はすごく嫌いで、チャラチャラしやがってと思ってたんですけど、いま聴くとカッコいいんですよね。その感じをいまっぽくやれないかなと思ったんです。
ーーそういった90’s後半のミクスチャー感覚は本作に確かにあって、前作にはなかったビークルに通じるメロウな曲もあったりしますよね。それは意図せずできてきたものなんですか?
日高 : それは意図してですね。メロディアス&スクリーモの差をもうちょっとハッキリさせようと思ったんです。前は歌っているか叫んでいるかの中間くらいだったので、今回は「叫ぶところは叫ぶ」「歌うところは歌う」形にしようと思って。1stの段階だとビークルと比べられちゃいがちだったので、優しげでポップなメロディの曲はボツにしてたんですけど、今回はビークルっぽいって言われてもいいっていう意味での開き直きができて。
ーーそこに至るには、なにかきっかけがあったんでしょうか。
日高 : シングルのレコ発に出てくれたkamomekamomeがきっかけですね。ヴォーカルの向(達郎)くんが元ヌンチャクなんですけど、MCで「うちもTHE STARBEMSも、前のバンドと比べられてめんどくせえと思っていたけど、いまはそれに感謝しながらやってます」的な話をしてから曲を演奏しはじめて。絶対辛いはずなんですよ。一回辞めたものを云々されるっていうのは。それを聞いて、昔からのファンとかは泣いてたりとかしていて、俺も感動したというか、腑に落ちて。いろいろ比べられちゃうんだったら、そこに抗うんじゃなくて、それでOKでいいんじゃないかなって。だからkamomekamomeのおかげですよ。
ーーなるほど。またBPMの話に戻ってしまうのですが、BPMをあげるということは、バンドにとってどういう意味を持つんでしょうか?
越川 : すごくフィジカルなものというか、そこはダカさんがイメージする老後に向けての速度なんでしょうね。あと5年経ったら顕著に出るというか、ダカさんが52歳とかになって、この速度についてこれるのかみたいな(笑)。日高っていう人間が作って歌う以上、ミュージシャンとしてのこの軸が固くあるわけで、このBPMでこのメロディなんだって言われたら従うしかないというか、一つのアティチュードって言うんですかね、ダカさんの。
ーーいまのアティテュードは、BPMをとにかく上げていくことのなかに含まれていると?
越川 : 年齢と反比例するBPM感が一個のアティチュードですね、たしかに。
リズムさえ心地よく決まれば後はオッケーなんですよ
ーー今作はかなりタイトなスケジュールのなかでレコーディングされたんですよね。
越川 : 最初、アルバム制作を寺尾さんありきで考えていたんですけど、彼が辞めてしまい、そこから後10日で録ってくださいみたいな状態だったんです。ライヴも回りつつだったし、サポート・ベースのジュンさんとのコミュニケーションからはじまったので、かなりタイトでした。
日高 : 全体の構想も、一切決まっていなかったからね。でも、そこで延期して、バンドが止まってる感が出たり、ますますバンドの足が遅いと思われるのが嫌だったので、強行突破しようってことで、フレーズを西くんに投げっぱなしにして、俺は一生懸命歌詞を書くっていう状態になって(笑)。
ーー日高さんのフレーズを、イニシアチブにとってアレンジだったり、メンバーにふっていくのが、西さんというわけですか?
越川 : まあ、そういう形ですね。
ーー日高さんがいない状況で、曲作りはどうやって進んでいくんですか?
越川 : 役割分担みたいなのが俺の中ではあって、一回振り分けて演奏してみてようって感じで、細かい奏法であったり、音であったりを作っていきました。例えば、ゴスケ(後藤 裕亮)にはギター然としたギターじゃないことをやれと言っていて。トム・モレロとかって革命を起こしたじゃないですか? その革命を2014年に起こしてみようよ、って言うんです。一向にビジュアル系ギターから抜け出せていないんですけど(笑)。
ーー(笑)。ちなみに、ギターが三人いるっていうのは、なにかしらの理由があるんですか?
日高 : それは単純に、ゴスケがキーボード替わりなんですよ。いま、キーボードがいるバンドをあまりいいなと思えなくて。ここから先、またOKになると思いますけど、いまはそういうバンドがいっぱいいすぎて、つまらない。機材も発達しているから、ギターでやってみたらいいんじゃないかと思ってゴスケを入れてみたんですけど、エンジニアに怒られてばかりですね、音作りが下手だって。
越川 : 機材をめちゃくちゃ用意するんですけど、2周回ってギタリストの位置にいるみたいな。なかなか向こう側に行ってくれないんですよ。前身の「ヒダカトオル(BAND SET)」でやっていたときは、実はキーボードがいたんですよ。でも、機材が多いのってダサいなって話になって、キーボードはなしでってことになったんです。でも、いまの発言で、いつかキーボードが入ってくる可能性があるんやなって感じてます…(笑)。
ーー一あはははは。ちょっと外れた質問になっちゃうんですけど、ゴスケさんの白塗りはなにかのオマージュとか、リスペクトですか?
日高 : 一応、エイティーズです。エイティーズ感を出そうと思って、俺の気まぐれで「ジグジグスパトニックを見てくれ」って言って、その結果がこれです。OTOTOYの読者なら分かってもらえると思うんですけど、エイリアン・セックス・フィエンドとかセックス・ギャング・チルドレンとか、80年代のイギリスのバンドたちみたいな、ああいうポジティブ・パンクみたいな感じにしようと思って。要はポジパン担当ですね。日本で言うとAUTO-MODのジュネさんとか、ガスタンクのバキさんみたいなああいう感じを出したいなって。
越川 : 本人は人間椅子も白塗りなんでって言って、喜んでましたけどね(笑)。
日高 : ゴスケは青森出身で、地元の大先輩なんでね(笑)。
ーー(笑)。曲自体は、3週間でどうやって完成にもっていったんですか?
日高 : 寝る間を惜しんでですよね、やっぱり。
越川 : ほぼ毎日スタジオ入ってましたね。リズムと骨組みを決めないと、その先が決まらないんで、そこからやっていって。まずは曲の尺を決めてっていう感じで、バンドの骨組み、メロディーに対して、どんなリズムを付けていくかというとこからでしたね。
ーーリズムの部分も西さんが作っていくんすか?
越川 : リズムにかんしてはダカさんがうるさいんですよ。
日高 : 俺はリズムのほうが好きなんですよね。音楽を聴くときに、なにを聴くかっていうと、メロディよりもリズムを聴いちゃうんで。リズムさえ心地よく決まれば後はオッケーなんですよ。そういう意味で自分は理想通りになるべくしたいというか。
越川 : とにかくダカさんのバスドラムに対しての執着みたいなのが相当あって。
日高 : ハット、スネア、キック、その3点の絡みがとにかく大事なんですよ。むしろ、そこしかいつも聴いてないですね。タムとかもう興味ないんで(笑)。そこが気持ちよく決まっちゃえば、あとはもうオッケーみたいな感じですね。
ダサ過ぎてカッコよくなればいい
ーー日高さんの歌詞も、3週間前まではできていなかったわけじゃないですか。どのあたりで歌入れが始まったんですか?
日高 : ベーシックが録り終わってからかな。でもサビだけとか、断片はあったりするんで、楽器隊が録ってる間に肉付けをひたすらずっとやっていました。今回は、途中から、ウルトラセブンっぽい歌詞にしようと思って。元々バンド名がウルトラセブンですしね。
ーーウルトラセブンのどういうところから取られているんですか。
日高 : ギエロン星獣(せいじゅう)の”ほしけもの”を英語にしたのがスターベムズなんです。すごく示唆的な話なんですけど… 人間の作った水爆実験の被害にあったギエロン星の星人が怪獣になって地球に復讐に来る。それで、セブンが葛藤してしまう。ギエロン人って別に悪くないんじゃないか? って。でも地球を守る目的でいるから、地球人側の味方をしなければならない…… それがスターベムズの元ネタなんです。セブンってすごくいいお話が多いから、なにか災害があって怪獣みたいなのが現れて、それにみんな立ち向かって解決して、最後別れるみたいなストーリーにしようと思って。誰にもそんな説明はしてないですけど、そういった歌詞にはしてます。
ーー最後の「Evening Star」は、寺尾さんへのメッセージにも取れますよね。
日高 : そう思われがちなんですけど、モロボシダンとアンヌ隊員の別れのシーンです。ウルトラセブンの最終回なんです。
ーーそれぞれ元ネタがあるんですね。僕は82年生まれなんで、最初に日高さんが仰ってたみたいに、このジャケットも含めて世界観がまだわからないんですよね。
日高 : これはアイアン・メイデンです。色使い的には、80sメタル。
ーーキャラクター自身も前回からの引き続きですけど、これもモチーフとかってあるんですか?
日高 : これは、ギエロン星獣をそのまま使う訳にもいかないんで、オリジナルでギデオン星獣っていう。怪獣じゃなくて宇宙人ぽい怪獣ってとこですよね。
越川 : その辺馴染みがないとピンと来ないですよね。だからウルトラセブン見てください(笑)。
ーー星獣の話で何を聞こうか全部忘れちゃいました(笑)。
日高 : 要はダサ過ぎてカッコよくなればいいみたいなことだよね。
ーー正直、ジャケットも僕からするとダサいんじゃないかって見えて… 言おうか悩んでいたんですけど…。
日高 : いいんですよ、それで。いいんです。
ーーそれが一周してカッコよくなっていくと。
日高 : アイアン・メイデンとか、いまの10代の女子とかは絶対好きじゃないんですよ。だけど、モデルさんとかが着るじゃないですか。ジューダス・プリーストとかアイアン・メイデンとかの派手なプリントのやつを。そういう裏返しになればいいなって。だからこれ10年20年したらモデルさんたちが着てますよ、これ(ギデオン星獣のTシャツ)を(笑)。
越川 : ダカさん、もう70手前じゃないですか(笑)。
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21世紀の新たなるPUNKサウンドを鳴らすべく結成されたハードコアBAND、THE STARBEMS! 昨年の鮮烈デビューから激烈なLIVE攻勢を繰り返してきた彼らが、満を持して放つ一年振りの2ndシングルで ある本作は、現場(ライブハウス)で鍛え上げたサウンドを、まるで鋼のように鳴り響かせる鋼鉄の4曲を収録。
待望の4TH ALBUM『BEDSIDE DONORS』。織田、白金の2人のギタリストが生み出すギター・リフは冴え渡り、過去作品を超越したギターのコンビネーションはそれだけでも聴く価値がある。編曲も相変わらずのカモメ・スタイルを保ち、嶌田ビートと呼ばれるドラミングと、根底を支えるベースはすべからく超絶なリズムパターンを展開し、カモメ・サウンドの土台を担っている。そしてkamomekamomeがkamomekamomeたる所以である向の咆哮、メロディ、言葉選びが、言葉では表現出来ない世界観を作り上げている。「手を振る人」ではSLANGのKO、BRAHMANのTOSHI-LOW、ex. FC FIVEのTomyがゲスト・コーラスで華を添えている。
LIVE INFORMATION
VANISHING CITY TOUR 2014
2014年11月28日(金)@大阪 梅田Shangri-La
時間 : OPEN 18:30 / START 19:00
2014年11月29日(土)@名古屋 池下CLUB UPSET
時間 : OPEN 18:00 START 18:30
2014年12月10日(水)@東京 渋谷TSUTAYA O-WEST
時間 : OPEN 18:30 START 19:00
GUEST : Northern19
チケット絶賛発売中
全公演 前売り¥3,100(D別)
徳間ジャパンの配信がスタート!! 旧譜も順次配信していきます!!
>>>徳間ジャパン HP
PROFILE
THE STARBEMS
Vo. 日高 央 Toru Hidaka
Gt. 越川 和磨 Kazuma Koshikawa
Gt. 菊池 篤 Atsushi Kikuchi
Dr. 高地 広明 Hiroaki Kochi
Gt. 後藤 裕亮 Yusuke Goto
2012年12月、日高 央を中心に結成。
2010年9月のBEAT CRUSADERS散開後、数々のプロジェクトと平行してソロ活動を始動した日高が、同年12月の年越しイベントから、現在も続くSPC(LIVE P.A.チーム)提唱の〈東北ライブハウス大作戦〉に協力しながら構想を練り、日本各地でライヴ活動を通しての精力的な支援と共に、数々のミュージシャンとセッションを重ねながらサウンドを構築。
2012年9月に現在のメンバー編成となり、パワーPOPなメロディ+メロディックPUNKの性急感、更にハードコアなアレンジとアティチュードを武器に活動開始。2013年にシングル『FUTURE PRIMITIVE E.P.』と、1stアルバム『SAD MARATHON WITH VOMITING BLOOD』をリリース。2014年6月には初のアメリカ・レコーディングとなる2ndシングル『ULTRA RENEGADES E.P.』をリリースした。Ba寺尾順平が〈ROCK IN JAPAN FES.2014〉のライヴをもって脱退。しかしバンドとして全く止まることなくその後のライヴはサポート・メンバーをいれて活動。全国ライヴハウスから大型フェスまで、至る所で熱狂を生み出すPUNKバンドとして急成長。
>>THE STARBEMS official website