ウズベキスタンに来て驚いたことのひとつは、ウズベキスタン料理に餃子があったことです。形的には少し小ぶりなので、あるいはワンタンと言ってもいいかもしれません。 ウズベキスタンでは「チュチュワラ (Chuchvara/Чучвара)」と言います。そしてほぼ同じものがロシアの「ペリメニ (Пельмени)」。完全にローカル料理になっています。 さらに驚いたのが、アフガニスタンにも同様のものがあるという事実。名を「アシャク (اَشَک)」と言い、さらに小ぶりですが、完全に餃子の類。 餃子の起源を少し調べてみたところ、やはり中国のようです。3世紀 (三国時代) の文献に餃子と考えられるものが登場しているのだそう。 数世紀かけて製粉技術が発達し、まず中国国内で餃子が十分に普及したあと、そこから数百年後、シルクロード交易もしくはモンゴル帝国の西征によって、順次伝播していったのでしょう。 ウズベキス