米海兵隊は24日、岩国基地(山口県岩国市)所属のFA18D戦闘攻撃機とKC130空中給油機が昨年12月6日未明、高知県沖での夜間給油訓練中に接触し、墜落した事故の調査結果の概要を公表しました。操縦士は夜間訓練の経験がないにもかかわらず、上官が習熟度不足を見落として訓練に参加させたずさんな実態が明らかになりました。 概要によれば、FA18D2機が空中給油訓練に参加し、1機目は給油を完了して給油機の右側に位置をとりました。続いて2機目の同型機は給油後、給油機の左側に位置をとりましたが、これは空中給油後の定められた手順とは異なっていました。概要は、「2機目の操縦士は夜間の空中給油訓練を経験していなかった」と指摘。調査によれば、この操縦士は状況認識を失い、給油機の機体上空を左から右へ移動しようとした際、給油機の後部に接触し、両機とも墜落。あわせて乗員6人が死亡しています。 調査結果は、事故原因の一