10月20日、同時に3店舗が閉店 「徒歩圏内の店舗が閉店する。もう終わりだ」「またひとつ思い出の地が消えていく」「帰り道の癒やしスポットが……」――こんな悲痛な声がネット上であふれている。 「ブックオフなのに本ねぇじゃん!」と俳優・寺田心が咆哮するCMでもおなじみ、本などの中古品販売・買取大手、ブックオフがここへきて続々と閉店を発表。しかも、そのどれもが都心部に集中していることで、ファンに衝撃を与えているという。 東京では、10月13日閉店の「阿佐ヶ谷南店」にはじまり、10月20日には「新高円寺駅店」と「学芸大学駅前店」が同時に閉店することが決まっている。また千葉でも、やはり10月20日に「行徳駅前店」の閉店が告知された。 とりわけショックを受けたのは杉並区民だろう。高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪といったサブ色の強い町を擁するだけに、古書やレコードを探し求めてブックオフに通うという地元民も少なくな
今年もやります! あの、関西の出版社合同フェア140B / インセクツ / 京阪神エルマガジン社 / 創元社 / 東方出版 / 西日本出版社 / ミシマ社 / ライツ社 / なにげに文士劇2024 が集まり、関西の地元本をご紹介! 各社営業担当者が直接お客様に商品をご案内、 本のおみくじやご購入特典ガチャガチャ、思わず著者がご来店!? など、紀伊國屋書店梅田本店で地元本との素敵な出会いをご提供するフェアです。 このフェアを記念してイベントを多数開催致します。是非、お越しくださいませ。 ★各出版社紹介★ (50音順) 【140B】 2006年4月、建て変え前の中之島ダイビル本館「140B号室」にて創業。雑誌「京都に住まえば(キョースマ)」(淡交社・刊)など編集業務と並行して2009年より自社出版を本格的に開始。大阪を中心に街、食、歴史の魅力を全国に紹介する出版社。2024年1月、堂ビル「80
能登半島地震で店舗が全壊した珠洲市飯田町の老舗「いろは書店」が21日、仮店舗で営業を再開した。立地する飯田町商店街は大半の店舗が地震で店を閉じたままで、店主の八木久さんは(83)は「商店街に人の流れをつくり、にぎわいを取り戻す第一歩。前に進むだけです」と語った。 書店は創業75年。一般書籍に加え小中高校の教科書を扱い「いろはさん」の愛称で親しまれている。午前9時ごろ、仮店舗のレジ前に立った八木さんは「本を届けるのが私たちの使命だったので、ようやく一段落つけた。生きている間に珠洲の復興を見届けられたら」と感慨深げに話した。 地震で店舗の1階部分がつぶれ、約1万冊の本は下敷きのまま。長男淳成さん(50)と近くの空き店舗を借りて準備を進めてきた仮店舗には、倒壊した店舗から取り出した、100冊以上の絵本のほか、珠洲ゆかりの「スキップとローファー」などの漫画、「特別報道写真集 令和6年能登半島地震」
「食い倒れの街・大阪」を象徴する本屋さんが、大阪市中央区千日前・南海通にある波屋書房。1919年(大正8年)創業の老舗で、『夫婦善哉』を執筆した小説家、織田作之助が通った店としても知られる。80年代末、ふとしたきっかけで、料理書を主体とした品ぞろえの店に方向転換。それが当たり、全国からプロの料理人や料理好きがやって来る店になった。3代目店主の芝本尚明さんと妻の昌子さんにお話を伺った。 創業当初は文学サロンの趣 波屋書房の創業は1919年で、100年を超える老舗ですね。 「波屋書房は、大阪の竹久夢二と呼ばれた画家、宇崎純一(うざき・すみかず)という人が創業しました。父の話によると、当時店では『辻󠄀馬車』という同人誌を、純一の弟の宇崎祥二が発行しており、文学サロンの趣でした。このブックカバーは純一が描いた辻󠄀馬車のイラストを載せており、『ナンバの波屋書房は辻󠄀馬車時代の文学的フランチャイ
東京都千代田区神保町の書店「書泉グランデ」が、復刻を望まれていた品切重版未定本を力技で再重版に持ち込み、さらには完売させてしまった、という出来事が話題となっています。 タワーのように積み重なった『中世への旅 騎士と城』 書泉グランデは、株式会社書泉が神保町に構える大型書店。同社が重版にこぎつけたのは、長らく品切重版未定となっていた『中世への旅 騎士と城(H.プレティヒャ・著/平尾浩三・訳/白水社)』という書籍です。元はドイツで書かれた本で、内容は「中世ヨーロッパの世界観の解説」という専門書。これを日本語訳したものが前述の『中世への旅 騎士と城』で、1982年に発売されました。 重版までの経緯をツイートした作家のSOW(@sow_LIBRA11)さんによれば「この書籍に書かれた情報を基礎として、数多くの日本産RPGやファンタジー作品が創られた。影響を受けていない作品はほぼないと言い切れる、い
巨大書店の先駆け「八重洲ブックセンター」の本店(東京都中央区八重洲)が周辺の再開発のため、44年間にわたった現店舗での営業を3月末で終える。5年後の2028年度に完成予定の複合施設に入居予定だが、「ビルが丸ごと本屋さん」という光景は見納めで、惜しむ声が寄せられている。(増田恵美子) 東京駅八重洲南口を出ると、すぐ目に入る八重洲ブックセンター本店(地下1階、地上8階)は約150万冊もの在庫を備えてきた。現在は「44年間の感謝をこめて」と各種企画を展開中。1階の柱には作家らが「ありがとうございました!! すぐ帰ってきてね!!」(川上未映子さん)などと言葉を書き込み、壁には「棚の隅々まで、思い出」など利用客からのメッセージが張られている。
▼自己紹介 はじめまして。大阪府で百舌鳥屋という古本屋の代表をしております阪口慎也と申します。 百舌鳥屋は全古書連に加盟している古本屋で現在開業して三年目になります。 これまでは本のネット販売のみを行い、一般の方をはじめ小学校、中学校、高等学校、大学、自衛隊基地、病院、図書館など様々な方に販売を行ってきましたが、 このたび、より多くの人が直接本に触れあえる店舗を堺市白鷺町で開きたいと思っています。 子どもたちやPC,スマホを持たないご高齢の方たちは、本をネットで購入することが出来ません。読みたくても読めない、新しいものと出会う場所がない。そういった人たちが楽しく本を選ぶことが出来る、ふらっと立ち寄れる。そんな店を作ります。 ▼古本屋を始めようと思ったきっかけ 私は新卒から営業職として7年間働いていましたが、 上司からの度重なるパワハラによりストレスで不整脈、心房細動を発症し、動悸や眩暈が多
JR東京駅前にある大型書店「八重洲ブックセンター本店」は9月9日、2023年3月で営業を終了すると発表した。同店を含むエリアの再開発のため。オープンから44年での終了となる。 同店は、2028年度に竣工予定の超高層大規模複合ビルへの入居を計画しているという。 八重洲ブックセンター本店は、地下1階、地上8階の大型書店。1978年9月18日、100万冊の在庫を備える日本初の超巨大書店として東京駅前に開店した。 同店は「最後の営業日まで全社スタッフが総力を挙げ、読者の皆様、お客様へ、本への想いをつないで参りますので、是非ご来店くださいますようお願い申し上げます」とコメントしている。 八重洲ブックセンターは、本店に加え、首都圏8店舗を運営している。従業員数は170人。 関連記事 「岩波ブックセンター」跡地に新書店 「神保町ブックセンター with Iwanami Books」4月開業へ 「岩波ブッ
東京都選定歴史的建造物にも指定されている東京・新宿にある紀伊國屋ビルディング内にある、紀伊國屋書店・新宿本店。 2019年から進められてきた耐震補強工事に伴う内装のリニューアルによって誕生した「あるコーナー」が、インターネット上で話題を呼んでいる。 2022年4月に他のフロアに先んじてリニューアルが完了した2階・文学売場にできた、「今日の新刊」「昨日の新刊」を紹介するコーナー、「BOOK WALL」だ。 出版業界外の人に「書籍は年間約70,000点、1日200点くらい発刊されてる」と言うと「ちょっとよくわからない」と言われがちで、わたしも物量の実感としてよくわからなかったんですが、改装した紀伊國屋書店新宿本店の2階に 「今日の新刊」 「昨日の新刊」 という棚ができてます。 必見。ぜひ現場へ。 pic.twitter.com/xf9aDwU6Sh — 今野良介|編集者 (@aikonnor)
東京の街中で75年間、「パリの小さな本屋」のたたずまいを守ってきたフランス語書籍の専門店「欧明(おうめい)社」(千代田区)が、2月末で閉店する。語学教材を中心に、専門書やガイドブックなどフランスで出版された幅広いジャンルの書籍を取り扱い、多くの人に愛されてきた。ノーベル賞作家の川端康成も訪れた文化の発信拠点は、惜しまれながら幕を閉じる。 JR飯田橋駅から徒歩3分。こぢんまりとした店に入ると、知的な雰囲気が漂う古典文学やカラフルな絵本が目に飛び込んできた。「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」など漫画の仏語版や日本で出版された語学教材も並ぶ。店内は静かだが、1月に閉店を発表して以降、来店客やメールでの注文が急増し、スタッフは忙しい日々を送る。常連客の関西学院大名誉教授、曽我祐典さん(77)は「ことばの力、本の力を信じる者にとって頼りがいのある仲間であり続けてくれた」と振り返った。 閉店の主な理由は
新型コロナウイルスの感染拡大で自宅で過ごす時間が増える中、愛媛県は県独自の支援策として書籍の購入に使うことができる「読書券」を追加で発行する方針を決めました。 この「読書券」は県内の書店で書籍を購入する際に使うことができるものです。 去年11月、自宅で過ごす時間の充実につなげてもらおうと、1組2000円分を2万セット発行し、県民からの応募が相次いですぐに募集が締め切られました。 関係者によりますと、感染が急拡大するなか、愛媛県は県独自の支援策の一環として読書券を追加で発行する方針を決めました。 額は前回と同様に2000円にする方向で調整を進めているということです。 また、応募については、年明けからの感染の第6波でクラスターの発生などによって保育園などの休園も相次いでいることを受け、子育て世代を優先することも検討しているということです。 愛媛県は、このほかにもオミクロン株の感染拡大を受け県民
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