国会議員時代、側近がいなかった小池百合子東京都知事。彼女の特別秘書・野田数(かずさ)氏(43)は、「都民ファーストの会」の代表を務め、今や知事の参謀役だが、彼を公金横領で告発する意外な人物が現れた。アントニオ猪木参院議員(74)、その人である。5月18日の会見に先駆けて行われた猪木議員独占インタビューである。 *** 「私は長い間、興行の世界で生きてきたからね。お金を持ち逃げされたとか、いろんな問題を山ほど経験してきました。それも全て自己責任ですよ。最後は私が悪いと結論付けてきた。しかし、今回の一件は、政治の問題なんでね。それだけじゃ済まされない。きちんとしないといけないと思ってるんです」 〈猪木議員は、こう淡々と語り始めた。一時の勢いは多少衰えたものの、都民から絶大な支持を得ている小池百合子知事。彼女の“懐刀”として、今や政界で名を轟かせているのが、野田数・特別秘書だ。彼は、約1年