2017.09.26 Tue 福島に遊びにいくということ――「相馬で気仙沼さんま寄席」と糸井重里さんの想い 服部美咲 / フリーライター 2017年9月17日からの2日間、福島県相馬市で「相馬で気仙沼さんま寄席」が催された。17日には落語家の立川志の輔さんによる落語の寄席、また翌日には気仙沼のさんまが振舞われ、地元相馬の米や加工品などを売る朝市が開かれた。 仕掛け人は株式会社ほぼ日の代表・糸井重里さん。糸井さんは、2014年の秋に東京大学名誉教授早野龍五さんと、東京電力福島第一原発事故後の福島について対談した本「知ろうとすること。」を出版した。この本は、原発事故後それぞれに放射線への不安と向き合いながら生活をしてきた全国の人々に広く受け入れられ、現在もAmazonでベストセラーとなっている。 「相馬で気仙沼さんま寄席」は、もともと毎秋東京都目黒区で開かれる「目黒のさんま祭り」にさんまを送っ