それでも米朝とも首脳会談が必要 米朝首脳会談の日程が一旦決まった後、相変わらず「金正恩・トランプ劇場」が世界のメディアを連日にぎわせつづけている。あらためて、この迷走の2週間の出来事を整理してみよう。 ・2018年5月10日、ドナルド・トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談を6月12日にシンガポールで開くと発表。 ・翌5月11日に始まった米韓合同軍事演習に北朝鮮は反発。 ・16日、北朝鮮の金桂冠第1外務次官は、米国が向こう見ずな発言をし、悪意を隠し持っていると強く非難し、米朝会談の延期を示唆。北朝鮮が主張する「段階的非核化」を拒否するジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を名指しで批判。 ・21日、マイク・ペンス副大統領は、テレビ・インタビューで金委員長に対して、「トランプ米大統領を手玉に取れると考えるのは大きな過ち」と述べ、リビアの最高指導者・故ムアマル・カ