風疹の患者が増加する中、妊娠中の母親が風疹に感染することで、おなかの赤ちゃんに障害が出る「先天性風疹症候群」の子どもが、東京都内で5年ぶりに確認されたことが分かり、都が注意を呼びかけています。 東京都によりますと、先月、都内の医療機関で男の子1人が「先天性風疹症候群」と診断されたということです。 「先天性風疹症候群」は、母親が妊娠中に風疹に感染することで、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出るものです。 「先天性風疹症候群」の子どもが都内で確認されたのは平成26年以来、5年ぶりです。 また、全国ではことしに入り、1月に埼玉県で1人が確認されているということです。 都によりますと、ことし1月から先月28日までの都内の風疹患者は454人と、去年の同じ時期を大幅に上回っています。 このため、都は、女性は妊娠する前にワクチンの接種を行うことや、男性も積極的にワクチンを接種すること