共有ソフトで安易に入手 ファイル共有ソフト「Share(シェア)」を使った映画流出事件で、著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で逮捕された波田町、ラーメン店経営伴純(すなお)容疑者(38)が、「シェアの利用者に、自分の力を見せつけたかった」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。違法性の認識のないまま、映画などの作品をインターネット上で安易に入手してしまう人の存在が、事件の背景にある。(矢野誠) 捜査関係者によると、伴容疑者はラーメン店の営業が終わると、深夜、自宅のパソコンで、海外の映画やドラマに字幕や吹き替えを付けるなどの作業をしていたという。逮捕容疑となった映画「ゴッドファーザー」のほか、米国連続ドラマ「24 シーズン7」や映画「トップガン」も流出させていたとみられる。 米国の大手映画会社の著作権を管理している日本国際映画著作権協会(東京都千代田区)などが昨年9月にインター