発売前の人気漫画の動画がインターネットの動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿された事件で、逮捕された名古屋市の中学3年の少年(14)が、漫画の画像を海外のサイトから入手し、投稿を宣伝する自らのブログで計数千円の広告収入を得ていたことが25日、京都府警への取材で分かった。「閲覧者の称賛や感謝の反応がうれしかった」と供述しているという。京都地検は同日、少年を著作権法違反(公衆送信権侵害)の非行内容で家裁送致した。 非行内容は、昨年12月から今年2月、週刊少年ジャンプに連載中の「ワンピース」など4作品を動画に加工しアップロードしたとされる。京都地検は保護処分相当の意見を付したとみられ、京都家裁は事件を名古屋家裁に移送した。【林哲平】