記録的寒波に見舞われた米テキサス州では、数百万戸が数日間にわたる停電の影響を受けた上、一部の住民は法外な電気代請求額を目の当たりにし、肝を冷やしている。国内唯一の独立エネルギー市場が裏目に出た形で、同州の議員らは運営の不手際に関する調査を行う意向だ。 テキサスの住民らはソーシャルメディアに、膨大な電気代が記された請求書の写真を投稿。中には、月の締め日がまだ来ていない段階ですでに電気代が1万7000ドル(約180万円)に膨れ上がった人もいたと報じられている。 同州の公共料金を規制するテキサス公益事業委員会は15日、同州の送電網運営機関であるテキサス電気信頼性評議会(ERCOT)との緊急協議で、寒波に伴う需要増大で電力供給が逼迫していることを受け、電気料金の値上げを決定した。 これにより電気料金は5日間にわたり1MWh(メガワット時)当たり9000ドル(約95万円)に高騰。ロイターによると、こ