衆院予算委員会での尋問に移った学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典氏に対する証人喚問で、籠池氏は、大阪府豊中市の元国有地での小学校建設をめぐり、元国有地の定期借地権の10年から50年への期間延長などについて安倍晋三首相夫人の昭恵氏本人に相談していたことを明らかにした。 民進党の枝野幸男氏の質問に答えた。籠池氏は、相談後の平成27年11月に昭恵氏のスタッフから届いたとする「希望に添うことはできない」との内容のファクスを示した上で、相談そのものはスタッフではなく、昭恵氏本人に行ったと強調した。 枝野氏は「にわかに信じがたい。安倍首相が従来おっしゃっていることと違う、大変重い発言。あなたの証言が事実と違っていたら偽証罪に問われる」と確認すると、籠池氏は「間違いありません」と断言した。