シャープは6日、2024年3月期の業績予想を下方修正し、純損益が100億円の赤字になる見通しだと発表した。昨年11月時点の予想では100億円の黒字を見込んでいた。23年3月期の純損益が2608億円の…
シャープは14日、戴正呉(たいせいご)社長名で国内で働く全社員に「3万円」を配った。現金2万円と、自社のインターネット通販サイトで使えるクーポン券1万円分。東京証券取引所1部に復帰したことに対する「感謝のしるし」という。業績改善を受けて3月末に支給した前回の10倍に増えた。 戴社長のメッセージが書かれた封筒に入れられ、手渡しされた。対象の社員は約2万人。支給総額は約6億円となる。3月末の支給では、現金のみ3千円が手渡されていた。 シャープは、昨年8月から台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り再建を進めている。10月に発表した2017年9月中間決算は、純損益が中間期として3年ぶりに黒字となるなど順調な回復ぶりを見せつけた。7日には1年4カ月ぶりに東証2部から1部へ復帰した。(岩沢志気)
シャープを買収する予定の台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が22日、国内外で7千人規模の人員削減や海外拠点の整理をする可能性を認めた。郭台銘会長やシャープの次期社長の戴正呉・副総裁が、鴻海の株主総会やその後の会見で示唆した。シャープは雇用の維持などを条件に鴻海の傘下入りを決めていたが、その前提が崩れた。 鴻海は同日、台湾・新北市の本社で株主総会を開いた。戴副総裁は総会後に「全世界で7千人の人員削減の可能性はあるのか」と記者団から問われ、「可能性はある」と述べた。 7千人は、国内外で約4万4千人いるシャープの全従業員の約16%にあたる。削減の中身は公表していないが、国内では約2千人、海外では5千人前後になりそうだ。 郭会長は総会で「海外のコスト… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記
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