去年の台風19号で橋が崩落して一時孤立した福島県矢祭町の集落が、29日の大雨で再び孤立している問題で、町は、来月に完成予定の仮設の橋を利用して31日までに歩いて通れるようにすることを決めました。 この応急の道路が29日の大雨で流され、集落は再び孤立状態になっていて、住民28人のうち12人が残されているほか、集落の外にいた16人は自宅に帰れず町の施設や親類の家などに宿泊したということです。 このため町は、来月の完成を目指して進めていた仮設の橋を利用して、31日中に歩いて通れるようにすることを決めました。 仮設の橋は長さ69メートルのうち残り12メートルのところまで完成しているため、町は未完成の部分に幅2メートルの鋼材を渡して向こう岸までつなげるということです。 また、仮設の橋は予定どおり来月の完成を目指すということで、町は31日午後6時から集落で住民説明会を開き今後の対応について説明する予定