21日に行われたスリランカの大統領選挙は、左派候補のアヌラ・クマラ・ディサナヤカ氏が接戦を制した。2年前に発生した経済危機以来の緊縮財政策に対する有権者の不満がディサナヤカ氏への支持につながり、現職のウィクラマシンハ大統領は敗北した。 スリランカ選挙管理委員会の22日の発表によると、同国初の上位2候補による決選の再集計の結果、ディサナヤカ氏が574万票を獲得し、野党指導者のサジット・プレマダサ氏(453万票)に勝利した。ウィクラマシンハ大統領は、1回目の集計で230万票にとどまり、敗北が確定した。