平昌冬季五輪のアイスホッケー女子に出場する韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」。地元でも賛否両論が渦巻いているが、想像以上に大きな壁となっているのが、言葉の壁だという。 AP通信によると、基本的には韓国語も北朝鮮語もほぼ同じなのだが、分断された歴史によって言語に溝が広がっている。米国を敵視する北朝鮮が英語を使わないことから、特に医学、スポーツ、技術などの分野で英語を含む専門用語が通じづらいという。 アイスホッケーでも専門用語は英語が多く使われているため、南北のホッケー用語が異なる点を考慮し、大韓アイスホッケー協会は、英語、韓国語、北朝鮮式用語をまとめた用紙を各選手に配った。 たとえば、韓国選手は英語で「パス」というが北朝鮮選手は「イエオルラク(連絡)」という。「ゴールキーパー」は北朝鮮で「門番(ムンバン)」。「ウイング」は北朝鮮で「ナーゲイスー」。「キーパーのブロック」は「ブードゥー」などだ