大阪市長を退任した橋下徹氏と安倍晋三首相が19日、東京都内で会談する。国政政党「おおさか維新の会」の前代表でもある橋下氏は憲法改正に意欲を示しており、今後の連携が話題となる可能性もある。退任直後の会談は、「政界引退」を宣言した橋下氏に対する政界の復帰待望論や警戒感に拍車をかけそうだ。 会談は6月以来で、おおさか維新の新代表の松井一郎大阪府知事と、菅義偉官房長官も同席する予定だ。 橋下氏は「統治機構を一から設計し直すのは政治家の役割」と改憲に意欲を示し、松井氏も「(改正の発議に必要な衆参の)3分の2のグループに我々も入る」と自民党との連携を視野に入れる。一方、菅氏も周囲に「首相も私も橋下氏の改革や捨て身の姿勢を評価している」と語る。会談は橋下氏「引退」後も、政権との“蜜月”が続くと確認する機会になりそうだ。