少子化とは婚姻減日本の少子化は、「20代が20代のうちに結婚できない問題」である。 基本的に、出生数は婚姻数と完全に比例する。つまり、出生数が減るのは、その原因としての婚姻数が減っているからに他ならない。 いまだに誤解している人も多いが、1組の夫婦が産む子供の数は、1990年代からの推移を見てもたいして変わってはいない。第一子を産んだ夫婦は、同じ割合で第二子、第三子を産んでいる。「少子化は、第二子以降が産まれない問題ではない」と繰り返しお伝えしている通りである。 参照→「今は一人っ子は増えていない」むしろ深刻なのは「子沢山と無子・未婚の格差」 つまり、昨今の少子化とは、「結婚した夫婦が子どもを産まない」のではなく、その前提である「若者の婚姻数が減っている」からであり、より正確に言えば、「20代の初婚が激減している」からである。 20代の初婚だけ激減人口動態調査から、2000年と最新の202